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夫の不倫が原因で離婚しました。こちらのブログは、不倫発覚から離婚までの経緯を書いたブログになります(未完です)。   

 

現在進行形の記事も時々投稿していますので、過去の出来事の記事を順々にお読みになる場合は、テーマごとに絞り込んでください。    

 

第1R「不倫発覚。」

第2R「妻、動く。」

第3R「真実を知るために。」

第4R「妻、悩む。」

第5R「妻、また動く。」

第6R「偽りの人。」

第7R「2人が行き着く先は。」

第8R「最善の道を探して。」 ←今ここです

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 前回の記事はこちら




正月休暇も終わり、自宅と会社を往復する日々がまた始まりました。


私が帰省している間、3日連続で密会を続けた夫とジャイ子氏。


バレていないと思っているのでしょうが、自宅にボイスレコーダーを作動させておいたので、電話の会話は聴かせていただきました。



新幹線に乗って父のいる病院へ向かったあの夜、彼らは豪華鉄板焼きディナーをしていましたが、


その後、彼女宅に泊まらずに帰宅した夫。
 

帰宅後、会ったばかりの彼女に電話。深夜1時間半もの長電話でした。


妻不在の絶好のチャンスに、泊まらないなんて、何かあったのだろうと想像はしていましたが、


音声を確認したところ、食事中に気まずい雰囲気になったようです。



今日帰る道道、考えてたことは
ジャイ子ちゃんのことばかりだった


今日のお別れがあまりにも何かひたすらに寂しかったっていうか、悲しかった。
こんな思いさせてホント悪かったって
そんなことばかり考えていた


相変わらず、ムズムズするような芝居じみたセリフを吐く夫。


夫が食事中に中座し、私と電話で話したことが、彼女のご機嫌を損ねたのなら、、、、


腹黒らぶかの作戦どおりです。


その時依存している女性になら、謝罪の言葉がスラスラと出てくる夫。


ひとしきり謝った後、話題は私のことになりました。


「あのね、ジャイ子ちゃんの意見を聞きたいんだけど、、、(妻に)連絡をすぐしろとか言われるんだよね。」


悲しそうにポツポツと話します。


「四六時中、携帯見てるわけじゃないし、すぐ返せって言われてもそれは出来る時と出来ない時があると言ったことはある。」


なるほど、夫の記憶はこうなっているのか、と妙に冷静に思いました。


返信が来ないと過去の不倫を思い出して動悸が起きるから、可能な限り早めに返して欲しいとは懇願したことはあるけれど。。。


自分の不倫で妻が体調を崩したという背景に触れずにその説明の仕方はひどい。


2人の会話に参加できない私には何の反論もできません。


「確かにジャイ子ちゃんと会っている最中だから返事できない時もあるけど、仕事中で出来ないこともある。それじゃあ、いけないの?」 


嘘だ。平日の仕事中に返信を迫ることなんてないから、たぶん休日出勤した日のことを言っているのだろう。


でもあの日は実際は密会で、私にバレていないと夫が思っているだけのことだ。



意図的にかわいそうな自分を演出しているのか、自分の嘘がもう事実にすり替わってしまったのか、



夫の話すことには嘘が多すぎて、妻の私にももはや区別がつかない。



するとジャイ子氏、いつもの艶やかな声で落ち着いて答えました。



「(妻に)返信するのが億劫になってる、と言えばいいんじゃない?」 


カチンときた。何目線で言ってるの?


夫のスマホの音量をこっそり最大にしておいたので、電話の向こう側の彼女の声もたまに漏れ聞こえます。


「。。。 でも、それを言う時は、(離婚の?)話し合いの場を持つ時だと思ってる。」


「でもそうしてると、(妻は)そのまま夫婦でやっていけると思っちゃう。」 


「小出しで不満を言うよりも、溜めた思いを一気に伝える方が自然だと思う。」
 

「でも溜められたら、(妻は)相手が何を考えてるのか気づかないよね。」 



すごいなこの人。



話し合い早く始めてよ!とか、別居して!みたいに感情的になったりしません。冷静にやんわりと夫のやり方を指摘している。



「。。。とにかく俺の中では離婚を切り出す機は熟したと思ってるから。」 


ふぅ〜ん、機は熟しているんだ。へぇ。


食後のデザートに私が夫と違うアイスクリームを選んだり、お気に入りのテレビ番組を一緒に見ないと拗ねる夫からは、あまり本気度を感じないのだけれど。


機は熟しているという言葉に満足したのか、ジャイ子氏、これ以上言うことはありませんでした。


「以前にも話したけど、別れ話を(妻に)切り出す時に、ジャイ子ちゃんとのことが続いていることはバレたくないよね?」


「〇〇」


「うん、万が一バレても保険は整えたつもり。もしバレて(妻から彼女に)違約金請求があったとしてもそこは保険がついている。」


"保険がついている"


ジャイ子ちゃんには事前にお金を渡したから、違約金請求されても困らないでしょ、ということが言いたいのでしょうか。


夫からジャイ子氏へ金銭の移動があったことはほぼ確実のようです。


但しその額が、2人がサインした和解書に書かれていた8万ラブカだったのかどうかはいまだ疑問だ。高額過ぎる。和解書フェイク説はまだ捨てていません。


夫にとって、彼女を守るということは金銭的なことだけなのだろうか。



不倫が発覚してもうすぐ1年。離婚の話し合いや別居を先延ばしにすればするほど、関係継続がバレる確率が高くなる(バレてるけど)



妻から提訴されるかもしれないリスクを大切な彼女にずっと負わせ続けている事実を夫はどれだけ認識しているのだろう。



妻と飛行機乗って、海外でスポーツ観戦やグルメ三昧しているどころではありません。


ま、そんな心配する必要がないくらい彼女肝っ玉座ってそうだけど。。。



「バレてないかな。」


「大丈夫だとは思うけど。。。」 


甘いです。甘すぎます。


私、貴方たちの密会8割以上把握しています。


「俺、今日帰る道で色々考えた。お義父さんがこんな状況だけど、(妻が)帰ってきたら切り出そうと思う。彼女にとって良いタイミングではないと思うけど、ジャイ子ちゃんのこともあるし。」 


「〇〇〇〇」


彼女の言葉は聞き取れない。


夫、威勢のいいことを言っていますが、私が帰った後、切り出すそぶりも見せませんでした。


それどころか初詣にも一緒に行ったし、週末はウォーキングに一緒に行かない?と誘われる始末。


その場しのぎの言葉を並べ、切り抜けていく夫。


言っている時は本当にそう思って言っているのでしょう。


その後も私の話題は続きます。



「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」


「ああ、要するに俺の欠けてる部分を分かってくれる相手じゃないとダメなんじゃないのってことが言いたいのね? 」


「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」


「ま、しょうがないわねっていう風に言える人じゃなきゃねってことね。ちなみにジャイ子ちゃんはそういう人? 」


「そういう人なんだなって、私はそのまま受け入れるかな。」



ここだけ何故かクリアに聞こえました。



「すごーい。俺より全然大人だね、ジャイ子ちゃんの方が。」 



言うは易し行うは難し、という言葉を彼女にプレゼントします。



「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」


「ほんっと関心ないと普段メールとか全然見てないからねー俺。 」


「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」


その後、ジャイ子氏、長い時間をかけて夫に話しかけていました。何を話しているのかは聞こえません。


ひとしきりジャイ子氏の話を聞いた夫、


「やっぱり、すごいね。ジャイ子ちゃんってすごいだね。ユリゲラー並みですねー。俺のこと何でも分かっちゃうんだ。」


「今日は、自分でも驚くくらい恥ずかしい話ばかりジャイ子ちゃんにしたな、俺。」 


「ジャイ子ちゃんにいろいろアドバイスをしてほしいって気持ちになっている。」 


「(妻と)別れようか悩んでる?」


「それは全然ブレてはいない。」 


「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」


夫が話している内容しか基本分かりませんが、今回の電話はジャイ子氏が終始話している印象でした。



夫の大絶賛は続きます。


 
「ジャイ子ちゃんだって、こんな状況になのに、そんな風に俺のこと気を遣ってくれて、ホントすごいね。俺にはもったいないくらいだな。 」


「いつも俺のために会う日を空けておいてくれているから助かってる。そんな彼女どこにもいないよ普通。」 


「今日は後光が差して見える。ジャイ子ちゃんのこと崇めちゃいます。」


「ジャイ子ちゃんとは、いつか一緒になるんだろうなって確信めいたものはある。」


いつか、なんだ(笑)。


自分がジャイ子氏に既に結婚を約束してること忘れてるのかしら。。。


こんな当事者意識のない夫の言葉を聞いても、彼女は動じない。 


夫より一枚も二枚も上手だ。




ふとあることに気付きました。


あれ、夫以前はジャイ子氏にもっと気を遣って話していなかったっけ。


今は自然に話している。しかも誉め殺し状態。


いつからだろうか。。。


過去の日記を読み返しました。



あ、分かったかも。



夫とジャイ子氏の和解成立以降かもしれない。



弁護士を介した末に、和解書に両者サインして、夫は慰謝料を彼女に支払いました。


和解するまでは、彼女に気を遣って接していた夫、


和解成立してお金を振り込んだ日は、気落ちした様子でとても静かでした。


その後の夫はリラックスして彼女と話すようになります。


そして彼女を大絶賛。。。





数日間に渡る膨大な音声ファイルを全て聴き終え、イヤホンを外しました。





サンクコスト





そんな言葉が頭に浮かびました。



労力や費用をかけた分だけ価値があると思い込む心理。



深読みしすぎ? 単なる嫉妬?



多額の金銭が動きながらも離れない2人。



反吐が出そう、とひとりごちながらも、



後戻りできない心理自体は、



真正面から非難できない自分もいました。



夫を選んだ自分。



取り返すことのできない過去の時間。



自分もそうではなかったか。



でも私は変わる。



軌道修正をしよう。