私に足りないもの | 春風あかねのブログ

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歯科衛生士とケアマネージャーの資格を持っています。くも膜下出血からの生還。

都会から田舎に嫁いで25年経ちました。
もう、田舎暮らしの方が長くなってしまいました。
いつまでも「私は常識のある都会の人」と思っていたからです。
数々の田舎の非常識も耐えてきました。
未だに信じられないことが多々あります。

近所の小さいスーパー。
小さいですが何でも揃っています。
魚やさんも入っています。
駐車場は6台程度。
お盆や年末になると駐車できない車があります。
しかし、その時期いつもうちの整骨院の駐車場に必ず無断で停める車あり。
誰かと思っていたらなんと、スーパーの魚やさんの娘さん(20代)
普通長時間停めるならうちに断りませんか?
あまりに大胆行動なので停めて出てくるのを見計らって
ダンナが歩み寄りました。
すると、なんと「無視」してスーパーの手伝いに。
ダンナキレました。
その事をちょうどダンナの兄が来ていたので話すと。
「お前、その娘に挨拶されたかったんじゃないの?
そういう時は自分から大きな声でこんにちはって挨拶するんだよ。
そうすれば、その娘も悪いと思ってすみません停めさせてください
と言うはずだ。」
私とダンナはしばし呆然としましたが兄の言うとおりでした。
例えば朝、知っている中学生がうちの前を通る。
自分から挨拶してみる。初日はしなくてもいつかは挨拶するってわけ。

うちの隣の人も平気で車停めっぱなし。
患者さんが停められないときは言いに行きます。
何でこちらが悪くないのに「すみません車移動してください」
と頭を下げなくてはいけないのでしょうか?

いろいろと私の中の常識が崩れ去っていきます。
ある日患者さんに「お宅の奥さん(私の事)スキがないね~」
と言われました。私は素直に喜べませんでした。
私に足りないもの。そういう事ですかね。
子どもたちにも、正義をうたってきましたが、正直わからなくなりました。
でも、常識・非常識ありますよね。
自分がやられて嫌な事は人にやってはいけません。
完璧主義とか几帳面とか言われますが、度を越してはいけない。
まして、田舎ではそれは通用しない。
いつまでも、ここに住んでいて非常識なことがいっぱい。
相手にこうしてほしいなら自分が変わらなくてはいけないようです。