河野太郎を推す人の気が知れない | 方丈随想録

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イギリスは第1次世界大戦と第2次世界大戦ともにイギリスの方からドイツに宣戦した。多大な国民の犠牲を忍んでの戦争参加であった。イギリスは犠牲を出しても守ろうとした何かがあったのだ。それは倫理的な意味での理想だと思う。具体的には「名誉」とか「信用」とか「正義」ではないであろうか。

河野太郎という政治家がいるが、およそこの人ほど国民をバカにしている政治家はいないように思える。最低最悪の記録を更新している岸田首相でも、国会での応答では筋を通そうと努力している。だが、河野太郎の論理破綻はひどいものだ。厚顔無恥を押し通せば勝ったとでも思っているらしい。返答に窮することを訊かれれば、「所管外でございます」とひたすら逃げを打つのだ。こんな人が次期首相候補者ランキングで上位に入ってくるのだから、日本国民も諸外国から舐められるのだ。安倍内閣時代には外相や防衛相になったが、特に防衛相としてイージス=アショアの配備計画をいともあっさり中止したことと、原発は北朝鮮のミサイルから守れないという主張は矛盾している。中国が日本のイージス=アショア配備に反対していたから、中国の意を尊重しただけだと疑える。

2020年6月に宮城県や福島県上空に現れた気球にしても、河野大臣は「気球に訊いてくれ」と答えて問題にしなかったが、大臣の責任を放棄した言動だろう。アメリカに同様な気球が現れた際には中国のものと同定し、撃墜している。気球には偵察用機材とエネルギー源として太陽光パネルが付属していることから、河野家の同族企業である日本端子の製品が使われていた気球だったことを知っていたのだろう。国を守る大臣というよりは、仮想敵の片割れだったわけだ。

河野太郎が自分で立ち上げた「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」に大林ミカという人物を委員に任用したのは大臣自身であった。ロゴ表示問題が発覚すると、河野太郎は調査すると公式の場で口にしていたが、何のことはない、「内閣府でやっていることで、自分はかかわっていない」ととぼけている。大林の経歴も含めて河野太郎自身が任用した経緯を証言すればいいわけだ。単なるロゴの問題ではなくて、中国の国家的謀略が政府の中枢に及んでいた可能性があるわけだ。任用の経緯が説明できないとすれば、河野太郎も大林ミカ同様中国のスパイである可能性しか残らないだろう。

更にであるが、河野太郎は現在「デジタル大臣」という職務にもついている。マイナンバーカードの件が紛糾して、そちらに目が行くが、河野太郎がしようとしないことにも注意しなくてはいけない。というのは、アメリカ下院は「TikTok禁止法」を可決した。ヨーロッパでもEUがデジタルサービス法への違反について調査を始めたりしている。ところが、河野太郎は大のTikTok愛好者であると自慢しているが、欧米が行っているような警戒感は微塵もなく、世間の話題がTikTokに向かわないようにしているように感じる。重要な情報が中国に抜かれる危険性があれば、セキュリティクリアランス法だけでは不十分で、デジタル面での対策も並行して行われるべきだが、河野太郎はそちらに関しては全く対策を取ろうとしない。何故か。中国の意向を汲んでいるからだ、と推理するのだが。

そういえば、千葉第5区衆院補選で帰化中国人1世のアルフィネを推したのは河野太郎だった。

このように、河野太郎は「中国づくし」の人物なのだ。小生はこの人物の言動から「名誉」とか「信用」とか「正義」を窺うことはできない。

パーティ券で安倍派がずいぶん叩かれたが、河野太郎とか河野太郎を自民党総裁にと推薦した人とかを議会に送らないようにしたいものだ。