「想い」の存在が運命をひらく! その59 | ラベンダーのお庭

ラベンダーのお庭

私の興味と関心のおもむくままに、聞いた話や、
心が軽くなるお話を書いていきたいと思っています。

 

 こんにちは。

 

 今日は、「想い」 の存在が運命をひらく!

 

 その59回目ですね。

 

 

 「徳」というお話が続いています。

 

 

 

 その「徳」について、

 

 まず、どういう内容が「徳」のある行為であるのか、

 

 それを具体例で考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 今、タンポポがたくさん咲いています。

 

 もうすぐ、白いホワホワとした種が舞う季節ですね。

 

 

 

 

 「徳」という言葉には、

 

 実は、「自分の得」という内容はありません。

 

 

 

 でも、その「徳」を積んでいくと、

 

 めぐりめぐって、必ず、自分が得をするようになっています。

 

 

 

 そういう 長い目で結果を見る必要があるのですね。

 

 

 

 江戸時代に、京都に、石田梅岩(いしだばいがん)という

 

 先生がいらっしゃいました。

 

 実家は農家で、長男ではなかったので、

 

 丁稚奉公からはじめて、

 

 もともと商人をしていた方なのです。

 

 

 

 その石田梅岩先生は、45歳の時に、

 

 商人を引退をして、学問を志す人の先生として、

 

 塾を開くことにしました。

 

 

 

 その塾のテーマのひとつが、

 

 「商人がどのように生きていけばよいのか。」

 

 今に、「石門心学(せきもんしんがく)」という

 

 学問を残しています。

 

 

 

 商売の目的とは何か。

 

 

 

 今、一般的な、ふつうの答えなら、

 

 「利益を得ること。得をすること。お金を儲けること。」

 

 と、なるでしょうか。

 

 

 

 それを石田梅岩先生は、こう、答えられたのです。

 

 

 『学問の目的とは、

 

 こころを尽くして、己の人間性を高めることにあります。

 

 商売もまた、その目的の一つは、

 

 己の人間性を高めることにあります。』

 

 

 それは、確かにそうですよね。

 

 人間的にどうかと思う人からは、商品を

 

 買いたいとは思わないですよね。

 

 

 

 

 『商人が目先の利益にとらわれずに、

 

 また自分だけが儲かればいいという

 

 考え方を捨てて、

 

 お客さんの利益のために一生懸命になって

 

 商売に邁進した果てには、その商人の人間性は

 

 高まり、大きな 徳 が備わっていく。

 

 

 そして結果的に、 徳 のある商人は、お客さんから

 

 信用、信頼を得て、ますます商売が繁盛していく

 

 だろう』

 

 (『「商い」で成功した江戸商人、

 

  「ビジネス」で苦しむ現代人』(植西 聰))

 

 

 

 

 普通の商売人なら、利益が第一なのですが、

 

 自分の得ばかり考えるより、一生懸命につとめて、

 

 お客さまの信用を得ることを考える。

 

 

 

 商いの相手は、

 

 そういう人間性を見ているのですよね。

 

 

 

 そして、もちろん、

 

 徳のない人間からは、誰も買いたいとは思わない。

 

 

 

 さらに言うと、日本の企業がとても長生きなのも、

 

 この「徳」という考え方で、

 

 企業の存在が成り立っているところにあると思うのです。

 

 

 

 自分の利益や「得」ばかりを追いかける企業は、

 

 やっぱり、時代の波にさらわれて、

 

 周りの人に忘れられて、

 

 淘汰されていってしまうのです。

 

 

 

 

 

 読んでいただき、ありがとうございます。