●概要
賃貸不動産経営管理士講習(試験の一部(5問)免除)は、賃貸不動産管理業務に必要な専門知識の習得と実務を遂行する能力を高め、賃貸不動産管理業の適正化及び資質向上を図るための講習です。
受講料:22,550円(税込み)※教材費込み
受講要件:どなたでも受講できます
受講時間:9:00~17:30(昼食休憩1時間)
修了要件:概ね2週間の事前学習とスクーリングによる1日の講習全講義を適正に受講すること
場所はJR「新橋駅」より徒歩2分 日建学院 新橋校でした。
●受講のメリット
①本講習の修了者は、賃貸不動産経営管理士試験を受験の際、出題50問のうち5問が免除されます。(2年間有効)
②受験生全体の合格率24.1%、5問免除を活用した受験生の合格率は29.7%です。※2024年度
③5問免除制度を活用した場合にも、試験時間は通常試験と同じ2時間です。(宅建の5問免除制度は10分短縮)
④賃貸不動産経営管理士は、宅建士のように免除される範囲は決まっていません。
●カリキュラム
1限目(9:10~10:50) 賃貸住宅管理総論/賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律
2限目(11:00~12:20)契約の基礎知識、管理受託契約/賃貸借契約
3限目(13:20~14:50)金銭の管理/賃貸住宅の維持保全
4限目(15:00~16:20)管理業務の実施(管理実務)/管理業務の実施(賃貸業への支援業務)
5限目(16:30~17:00)賃貸不動産経営管理士
6限目(17:10~17:20)確認テスト(学習時間に含む)
賃貸不動産経営管理士講習は、賃貸不動産経営管理士協議会の指定を受けた実施団体が行う講習です。本講習を修了すれば、賃貸不動産経営管理士試験の全50問中5問が免除されるため、合格の可能性が上がるメリットがあります。誰でも受講することができ、「概ね2週間の事前学習」と「スクーリングによる1日の講習」で、すべての講義を受講すれば修了となります。受講料は実施団体ごとに異なりますが、テキスト代を含め概ね22,000円前後です。講習の最後に、全10問の〇×式問題があります。普通に講習を受講していれば、落ちることはないので安心してください。
●感想
賃貸不動産経営管理士は、2021年4月21日の国土交通省令にて国家資格となりました。賃貸不動産経営管理士講習は「5問免除講習」とも呼ばれています。同講習を修了すると、修了年度と翌年度の2年間、賃貸不動産経営管理士試験50問のうち5問が免除されるためです。120分の試験時間内で解くべき問題が50問から45問になるので、合格の可能性が高まります。賃貸不動産経営管理士は国家資格となったこともあり、年々難易度が上がっています。受講料は決して安くありませんが、これから試験を受ける予定の方は検討してみてはいかがでしょうか。