概要

建築施工管理技術検定制度は、建設業法第27条第1項に基づき国土交通大臣指定機関が実施する国家試験です。検定に合格した者は技術検定合格者となり、所定の手続きによって国土交通大臣から技術検定合格証明書が交付され「建築施工管理技士」の称号が与えられます。2021年から試験制度が改正されています。新制度では、学科試験に相当するのが第一次検定、実地試験は第二次検定という位置付けです。

 

試験級:1級/2級

受験する分野:第一次検定/第二次検定

受験料:【第一次検定】12,300円【第二次検定】12,300円

受験資格:【第一次検定】19歳以上の者【第二次検定】「学歴」+「実務経験年数」

合格率:【第一次検定】36.2% ※令和5年度

試験日程:年1回

 

試験内容

1)第一次検定
試験方法:四肢択一➕️五肢択一のマークシート方式
試験時間:午前 10:15~12:45(2.5時間) 午後 14:15~16:15(2時間)
必要解答数/出題数:60問/72問
合格基準:合格基準は36問以上(得点60%以上)の正解かつ、施工管理法の応用能力に関する問題で10問中6問(60%)以上の正解です。

 

※試験問題は試験終了時間まで残った人のみ、持ち帰ることができます

施工管理技士試験制度の改正

改正建設業法の「技術検定制度の見直し」により、令和3年度の試験から施工管理技術検定は新しい技術検定制度に生まれ変わりました。

 

.「学科試験」「実地試験」から「第一次検定」「第二次検定」へ名称が変更

. 一次検定合格は無期限有効

一次検定に合格した場合、何度でも二次検定から受験することが可能

.監理技術者の専任緩和を目的とした「技士補」が誕生

改正前は「学科試験」と「実地試験」の両方に合格して初めて「監理技術者(1級施工管理技士)・主任技術者(1級・2級施工管理技士)」となることができましたが、建設業法の改正で「技士補」が新設されたことにより、「主任技術者の資格を有するもの(2級施工管理技士など)+1級技士補(1級一次検定合格者)」などを要件として、監理技術者の「補佐」ができるようになりました。

.令和6年度から1級1次検定は、試験が実施される年度に満19歳をむかえる人であれば誰でも受験が可能

 

対策

1級建築施工管理技士の第一次試験の合格率は35%~50%程度と、年による振れ幅が大きいことが特徴です。主な理由としては、試験範囲が広いことや、合格基準が厳しいことなどが挙げられます。試験対策として、過去問を中心に繰り返し問われている知識を網羅したうえで、応用知識として「各種数値」を正確に記憶する必要があります。また、午後の応用能力問題では、10問の内60%である6問の正答をしていないと足切り不合格となる旨は、従来通りと公表されています。似た語句を確実に見分け、紛らわしい選択肢を提示されても正確に回答できるように対策しましょう。複数の過去問題集で勉強する方法もありますが、1冊の過去問題集の問題を繰り返し解いたほうが理解を深めやすいです。私は約2ヶ月、100時間ほど勉強して受験に臨みました。

 

「一次検定(学科試験)本試験 8年分まるごと収録(TAC出版)」(2,860円)直近のものから過去8回分の問題が載っていて、全ての選択肢に詳細な解説がついてますのでこれ1冊だけで勉強できます。また、持ち運びに便利な4分冊形式となっているため、今まで使った過去問題集で1番使いやすかったです。

試験

第一次検定の配点は72問出題し、そのうち60問解答を要する試験です。合格基準は36問以上(60%以上)正答すれば良く、60点満点を取る必要はありません。1級建築の試験範囲は2級に比べ出題される問題範囲が広いため、覚えることも多いです。そのため重点的に勉強する分野とそうでない分野とを分けて、強弱をつけて勉強しましょう。今年も『建築学・設備その他』は関連する業務から幅広く出題され、高得点は難しい分野でした。その分、頻出の定番問題を押さえて『施工・施工管理法・法規』で確実に正解できるようにすることで、なんとか合格ラインには達したかなという感じです照れ

 

スマホ解答速報 試験当日の19時から、日建学院より解答速報が放送されました!

答え合わせの結果・・・施工管理法(応用能力)9/10 合計50/60(合格基準点36/60)で合格うずまき

 

試験会場は東急田園都市線「駒澤大学駅」より徒歩10分 駒澤大学(駒沢キャンパス)でした。

感想

1級建築施工管理技士の一次検定については、令和6年度の制度改正により、いきなり受験することが可能になりました。2級からのステップが必須ではなくなり、挑戦しやすくなりました。この改正により、試験が行われる年度中に満19歳以上になる方であれば、学歴や実務経験に関わらず、誰でも一次検定に挑戦できるようになりました。一次検定を合格した者には、一次検定が無期限で免除され、毎年二次検定からの受験が可能となります。建設施工管理技士は建設業界でキャリアアップをめざす方にとっては必備な資格です。新制度で更に受験がしやすくなった建築施工管理技術検定、興味がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。