●概要
令和5年4月に改訂された騒音障害防止のためのガイドラインでは、騒音を発する作業場で労働者に作業を行わせる事業場について、騒音障害防止対策の管理者を選任することが求められています。今回は中央労働災害防止協会にお世話になりました。
受講資格:どなたでも受講できます
受講料:27,500円 (テキスト代、消費税含む。)
研修時間:9:30~16:20(お昼休憩1時間)
場所はJR田町駅より徒歩5分、安全衛生総合会館です。受講者数は43名でした。
●カリキュラム
(1)学科講習 3時間
・騒音の人体に及ぼす影響 0.5時間
・関係法令 0.5時間
・適正な作業環境の確保と維持管理 1.4時間
・聴覚保護具の使用及び作業方法の改善 0.6時間
(2)実技講習 2時間
・騒音測定機器と測定の実務 2時間
騒音職場ガイドラインとは、騒音が発生する職場に従事する労働者が、騒音性難聴を発症しないために策定されたガイドラインです。技術の発展や新たな知見を踏まえ、さらなる対策を推進するため令和5年に「騒音障害防止のためのガイドライン」が改訂されました。中央労働災害防止協会では、この通達に基づき、騒音作業に従事する労働者に必要な知識の習得を促進し、適正に管理者業務を遂行できる騒音障害防止対策管理者の育成を目的として研修を実施します。
●感想
圧縮空気により駆動される機械や、動力により駆動されるハンマーを用いる機械などによる騒音下で長期間業務を続けると、騒音性難聴に至る恐れがあります。また、屋外で使用されるインパクトレンチや電動ドライバー・携帯用研削盤などであっても、相当長期間にわたり騒音下での作業を継続した結果、やはり難聴等の騒音障害が発生しており、現代の医学水準でも聴力を回復することは困難とされています。長期的には減少傾向にあるものの現在においても多く発生している騒音性難聴。あなたも中央労働災害防止協会で、騒音障害防止管理者を目指してみてはいかがでしょうか。