●概要
宅建登録実務講習とは、宅地建物の取引に関する実務経験2年未満の方が、資格登録要件を満たすために必要な講習です。今回は資格の学校TACにお世話になりました。
受講料:22,000円(税込)
受講資格:宅建試験の合格者
受講形式:通信学習(7.5時間)+スクーリング(2日間)+修了試験(1時間)
修了試験:4肢択一式20問の「択一式」+記述式20問の「記述式」
合格ライン:いずれも8割以上の得点
合格者:講習終了後、約2週間程度で「宅建実務講習修了証」を交付いたします
●宅建士試験合格から宅建士証の更新までの流れ
●資格登録申請を行うには、以下書類を用意します。
・登録申請書
・誓約書
・身分証明書(本籍地の市区町村発行(1通300円))
・登記されていないことの証明書(東京法務局後見登録課及び全国の法務局(1通300円))
・住民票の写しの原本(1通300円)
・合格証書のコピー
・顔写真(縦3cm×横2.4cm )
・登録資格があることを証明する書類(実務経験証明書や登録実務講習の修了証:22,000円)
・資格登録手数料:37,000円
●宅建士証交付申請には、以下書類を用意します。
・宅建取引士証交付申請書
・都道府県からの登録完了通知(登録手続き完了後に送付されるハガキ等)
・顔写真(縦3cm×横2.4cm )
・申請手数料:4,500円
※宅建試験合格から1年以上経過している場合は「法定講習」を受講する必要があります。
・受講料:12,000円
●宅建士証の更新
・5年に1度の更新
・法定講習12,000円+交付手数料 4,500円=16,500円
※更新しないまま有効期限が満了してしまうと自動的に免許は失効
●通信学習
ご自宅にテキスト等をお届けします。スクーリング開始日までに「TAC WEB SCHOOL」で配信されているWeb講義でひと通りの学習を修了してください。なお、提出課題はございません。
勉強形式:Web講義
勉強期間:約1ヶ月間
●スクーリング
実務上必要な重要事項説明・契約書の作成等の事例をもとに、教室にて演習します。
1日目 9:30~17:30(12:30~13:30/昼食休憩)
・物件の調査
2日目 9:30~15:30(12:30~13:30/昼食休憩)修了試験16:00~17:00
・売買契約書(案)の作成
・重要事項説明書面の作成
・契約締結・決済・引き渡し
場所はJR新宿駅から徒歩5分 資格の学校TAC新宿校でした。
●修了試験
修了試験は、一問一答(◯×式)が30問、記述式が30問の計60問で実施します。試験時間は、15分のオリエンテーションの後、1時間(16:00~17:00)で実施します。
出題範囲
①一問一答(◯×式):通信学習の内容から出題されます。
②記述式:スクーリング演習で学習する内容を対象に出題されます。
修了要件
①一問一答(◯×式):全30問中、24問以上(8割以上)の正解
②記述式:全30問中、24問以上(8割以上)の正解
持ち込み教材
修了試験では『登録実務講習スクーリング演習テキスト』『登録実務講習スクーリング演習ノート』『不動産の実務の基本テキスト』の3冊の持ち込みが可能です。(画像㊧)
試験結果
1週間後に修了証と共に、「TAC WEB SCHOOL」マイページにてPDFファイルにて提供します。
一問一答(◯×式)は10分で出来ましたが、記述式に40分かかりました通信学習の内容をしっかり勉強しておくことが、合格の鍵になりそうです。
●感想
宅建士として働くためには登録手続きを行い、宅地建物取引士証の交付を受ける必要があります。一方で、宅建に一度合格すれば、資格が必要になったときにいつでも登録することもできます。実務経験がなくても、登録実務講習を受講して修了すれば登録が可能となることも魅力です。不動産業界を目指す人はもちろん、宅建士の資格が今すぐに必要ではない人も、将来に備えて宅建登録実務講習を受講してみてはいかがでしょうか。