概要

液化石油ガス設備士は、家庭用プロパンなどに使用されているLPガスの供給設備・消費設備の設置工事、または変更工事などを行うための国家資格です。液化石油ガス設備士再講習は、免状の交付を受けた日の属する年度の翌年度4月1日から3年以内に第1回目の再講習を、それ以降は5年以内に第2回目以降の再講習を、それぞれ受けることが義務付けられています。
 

受講対象者:液化石油ガス設備士免状をお持ちのすべての方

講習会場:オンライン講習

受講期間:3週間

講義時間:合計7時間

受講料:5,800円+テキスト代7,660円=13,460円

修了調査:講習終了後、修了調査を実施いたします

 

オンライン講習で必要なテキスト等は次の2種類です。「LPガス設備設置基準及び取扱要領 KHK S 0738」(3,880円)「液化石油ガス法規集」(3,780円)

カリキュラム

オンライン講習(7時間 受講期間:3週間)

・供給設備及び消費設備の保安に関するLP法令【3時間】
・液化石油ガス設備工事に必要な高度の知識及び技能【4時間】

 

液化石油ガス設備工事の欠陥等による災害発生の防止のため、ガス栓と硬質管を接続する作業など特別な技能を必要とし、かつ、災害の発生防止に特に重要と認められる作業については、液化石油ガス設備士が従事しなくてはなりません。液化石油ガス設備士になるためには、以下の3つのいずれかの条件を満たすとともに、免状の交付の申請を行う必要があります。免状の交付は、都道府県知事が行います。
① 液化石油ガス設備士試験に合格した方
② 高圧ガス保安協会又は大臣が指定した養成施設において、必要な知識や技能に関する講習を終了した方
③ 上記1、2と同等以上の知識や能力があると都道府県知事が認定した方
なお、液化石油ガス設備士は、免状の交付を受けた日の属する年度の翌年度4月1日から3年以内に第1回目の再講習を、それ以降は5年以内に第2回目以降の再講習を、それぞれ受けることが義務付けられています。

 

令和4年度まで集合教育にて講習を行っておりましたが、令和5年度からは、全国で高圧ガス保安協会によるオンライン講習となりました。受講が終了すると講習修了証明付きシールが発送され、免状に貼付します。

感想

液化石油ガス設備士は、液化石油ガスの保安と取引の適正化を目的とした「液石法」に基づく国家資格で、家庭で使用されるLPガスの供給や消費設備の設置・変更工事を行う際に必要とされるものです。液化石油ガス設備の工事における災害の防止を目的とした特別な技能が求められる作業、例えばガス栓と硬質管の接続などは液化石油ガス設備士が行うことが義務付けられています。液化石油ガス設備士試験に受験資格はありません。試験は年に1回実施され、試験のほか、年に4回全国各地で行われる講習を受講し検定試験を受けることもできます。あなたも現場から始めて実績を積んで、監督業務や管理部門での仕事も視野に入れられる液化石油ガス設備士を目指してみてはいかがでしょうか。