概要

この研修は玉掛け技能講習を修了後、おおむね5年経過した方、また、業務から一定期間離れ再び当該の業務に従事する方を対象とした教育の講師養成研修です。 今回は全国登録教習機関協会にお世話になりました。

研修期間:2日間

1日目 13:00~13:10開講式 13:10~17:20講習

2日目 8:30~15:50講習(11:50~12:50/昼食休憩)15:50~16:00閉講式

受講料:60,000円 (テキスト代、消費税含む。)

修了証:修了された方には、通達に定めるところにより講師資格が付与されます。

 

場所はJR高崎線「熊谷駅」よりバスと徒歩で30分。江南クレーン教習所(埼玉県)でした。

カリキュラム

学科研修(第1日目)
・最近の玉掛け用具の特徴
・玉掛け用具の取扱いと保守管理
・最近のクレーン等の安全装置の特徴

・災害事例研究の進め方

 

玉掛けとは工事現場などで見かけるクレーン車のフックに、荷を掛けたり、外したりする作業を玉掛けといいます。

 

学科研修&実技研修(第2日目)

・関係法令

・実技演習(玉掛け用具等の点検)
・実技演習(安全作業確認操作と危険体感)

 

この教育では、玉掛け技能講習を修了後でおおむね5年経過した方、また、業務から一定期間離れ再び当該の業務に従事する方を対象とした玉掛け業務従事者安全衛生教育について、教育カリキュラム(平成5年12月22日付基発第709号)に沿った、クレーンや移動式クレーンの多様化や高度化、新しい玉掛け用具の導入など時代の変化に対応し、安全な作業方法や正しい玉掛けの方法についての知識を身に付けるためのものです。本コースはその教育を担当する講師を養成するもので、必要な専門知識や教育技術と共に、安全作業確認操作と危険体感についても研修いたします。

感想

技能講習等の安全衛生資格は「一度資格を取得すれば、あとは何も学ばなくても大丈夫」と思われている方も多いのではないでしょうか。確かに有効期限はないのですが、労働安全衛生法60条の2の規定に基づく「厚生労働省通達」により、事業者は労働者に対し一定期間(概ね5年)ごと、また、機械設備等に大幅な変更があったときにも再教育の実施を求められているため、現場によれば厳しく管理されているところもあります。この講習は玉掛け技能講習を修了後、概ね5年経過した方、また業務から一定期間離れ再び玉掛け業務に従事する方を対象とした、再教育を実施する講師を養成する研修です。貴社の労働災害の予防対策として、講師養成研修を検討してみてはいかがでしょうか。