概要

電気通信術とは、無線通信士としての通信能力の技量を証明する為のもので、国家試験の科目の一つです。また、無線従事者養成課程の授業科目・修了試験の科目の一つでもあります。

 

欧文通話表

欧文通話表とは、無線電話で通信文の聞き間違いを防ぐために制定された規則です。例えば、" SOLANINE"という文字列を伝えるときには 『Sierra』『Oscar』『Lima 』『Alfa 』『November』 『India』『November』『Echo』と送ります。

試験内容

試験は1分間に50文字の速度で2分間行われます。

『受話試験』は、機器から流れる内容を聴取し解答用紙に記入します。
『送話試験』は、「始めます。本文」と言った後に試験用紙に書いてあるアルファベット順番に発音していきます。これを試験用紙に書いてある全ての文字を2分以内に行います。そして最後に「終わり」と言って終了します。

 

合格基準

1. 受話、送話ごとに100を満点とする。
2. 次の基準に従い、減点法により得点とする。ただし、減点数が100点を超える場合は100点となり得点は0点となる。

3. 受話、送話ともに80点以上で合格とする。