概要

インテリアコーディネーターは、住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行う、公益財団法人インテリア産業協会が資格認定する民間試験です。資格を取得するためには、一次試験と二次試験の双方に合格する必要があります。今回は二次試験、2度目の再受験です。

受験料:14,850円(税込)/一次試験のみ 11,550円(税込)

受験資格:どなたでも受験できます

合格率:【一次試験】34.2%【二次試験】57.8% ※令和4年

試験日程:一次試験/10月  二次試験/12月

※一次試験に合格すれば、翌年から3年間は二次試験だけ受けられます。

 

試験内容

一次試験

一次試験はマークシートの択一式です。160分の試験時間で、9つの分野から出題されます。9つの分野には、インテリアコーディネーターの誕生とその背景、インテリアの歴史、仕事についてなど、基本的な知識を問われる問題が含まれるのが特徴です。
①事前説明 12:15〜12:30(15分)

②実施時間 12:30〜15:10(160分)

合格ライン:正式に公表されていませんが、全体の70%~75%と言われています。

 

㊨一次試験 合格判定通知

二次試験

二次試験はプレゼンテーションと論文です。プレゼンテーションは、課題に対して適したインテリア計画をたて、図面作成や着彩表現などを使って行います。論文では、与えられた課題でインテリア計画について文章で的確に表現します。
①事前説明 12:15〜12:30(15分)

②実施時間 12:30〜15:30(180分)

合格ライン:明確な合格基準は設けられていません

 

㊧1回目の試験 2022年12月4日(日) 不合格バツブルー 

㊨2回目の試験 2023年12月3日(日)←今回の試験

対策

二次試験の科目は、プレゼンテーションと論文(記述式)です。プレゼンテーションでは、インテリアコーディネーターとして与えらえた条件のもと、依頼主の希望する空間を計画し、図面や仕上げ表を使って提案していきます。毎年、平面図以外は、どの図面が出題されるかは明らかになっていません。過去の出題を参考に対策を立てる必要があります。論文は、与えられたテーマに対しての意見を550~600文字の文章でまとめます。インテリアコーディネーターとして問われたテーマを理解することはもちろんですが、提案を実現するための問題点や対処方法を示す判断力や提案力も必要とされます。私は過去問を中心に1ヶ月、合計60時間ほど勉強しました。

 

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試験

何とか時間内に全て解答しましたが、見直しの時に色鉛筆で着色する部屋を間違えた事に気づきましたアセアセ着彩ミスは不合格確定ですガーンガーン!この試験のポイントは、図面を見栄えよく正確に仕上げることにつきます。配色としてのカラーコーディネーションも大事な要素となり、私のように試験問題の条件を見落としている場合は、減点対象となります。これから受験される方は与えられた条件を余すことなく表現できるよう、落ち着いて問題文をよく読み、条件を整理してから答案に取り組みましょう。

 

場所は東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」より徒歩5分 大妻女子大学 千代田キャンパスでした。

感想

インテリアコーディネーターは、二次試験の合格をもって資格取得となり、そのためには、二次試験の出題内容を把握して、合格のポイントを整理し、早めの対策をとっていくことが必要です。二次試験の試験時間は180分です。この時間内にプレゼンテーションと論文の両方をこなさなくてはなりません。私の場合、手描き製図のスキルがまだまだ未熟で、慌てながら問題文を読んでいるため大事な要件を見落とす羽目に…。落ち着いて問題文をよく読み、条件を整理してから答案に取り組めるように、勉強時間をしっかり確保して来年も再挑戦したいと思います。この試験の特徴として、一次試験と二次試験は同じ年度に合格する必要はないということです。過去3年以内に一次試験に合格していれば、二次試験を受験することが可能です。残念ながら今年度の合格も難しそうですが、3年以内に資格取得を目指したいと思います。あなたも、知名度があり転職や就職に有利なインテリアコーディネーター取得を一緒に目指してみてはいかがでしょうか。