概要

配管用フレキ管講習は、液化石油ガス設備士免状をお持ちの方が配管用フレキ管を使用する工事をするために修了しなければならない講習です。今回は、茨城県高圧ガス保安協会にお世話になりました。

受講費用:36,300 円(税込)

受講資格:液化石油ガス設備士免状をお持ちの方

講習時間:9:00~17:00 <実習7時間>

持参品:①受講票 ②液化石油ガス設備士免状 ③筆記用具、ノート ④作業服上下 ⑤作業用の靴 ⑥軍手 ⑦自記圧力計

 

場所は東茨城郡茨城町大字下土師字高山1952 JA茨城エネルギー(株)JA供給センターでした。㊨液化石油ガス設備士免状

カリキュラム

実技講習

・基礎実習 <9:30~10:40>
・新設住宅配管 <10:40~12:00>
・既設住宅配管 <13:00~17:20>

 

「配管用フレキ管」とは、正式名称を「ガス用ステンレス鋼フレキシブル管」と言い、建物内のガスによく使われている配管です。金属でできていますが、伸び縮みのためにアコーディオンのような「山・谷」構造を作ることで機械的な柔軟性を実現しているため、簡単に手で曲げることができ、容易に施工することが可能です。身近にある分かりやすい例として挙げられるのが折れ曲がるストローです。このストローが曲げ伸ばしできるのは、ストロー中央にあるベローズ構造のおかげです。このベローズ構造がないストローを折り曲げると、ストローは簡単に折れてしまい、飲み物を吸うことができなくなってしまいます。「配管用フレキ管工法」は、地震対策、仮設配管対応、その簡便さによる労力軽減、見映えの良さ等から住宅・業務用施設等には必須の施工方法です。施行要件は有資格者(高圧ガス保安協会フレキ管講習修了者)とされておりますので、設備設計、設備工事等に携わる液化石油ガス設備士の方には、是非、受講されます事をおすすめします。

感想

ガスを供給するガス用ステンレス鋼フレキシブル管(フレキ管)工法は、鋼管工法にかわり昭和57年頃から導入が進められ、住宅建築の際に工期の短縮や配管場所の狭小化に対応できる上、耐震性に優れているため、内管工事の標準工法として定着しています。ガスフレキ管とガスフレキ管継手の施工は、LPガスの場合は「液化石油ガス設備士」の資格を持ち、高圧ガス保安協会等の配管用フレキ管講習を終了した方が、都市ガスの場合は、日本ガス協会が定める「簡易内管施工士資格」を持ち、ガス事業者の認可を受けた方が行います。ガス配管用フレキは、戸建や集合住宅のガス配管にとどまらず、ガス給湯器、ビルトインコンロ、ガスオーブン、小型湯沸し器など幅広く扱われております。今後ますます需要が高まるフレキ管工法。あなたも配管用フレキ管講習を受講をして、環境と安全を守るガス業界で活躍を目指してみてはいかがでしょうか。