●概要
ストレスチェック制度が施行されて7年目を迎えますが、ストレスチェックの実施だけに留まり結果を活用出来ていないという事業場が多くあります。一方で、職場環境改善が心理的ストレスを改善するという報告が出され、その実施を検討している事業場も増えています。そこで本セミナーでは、結果を活用するための効果的なストレスチェック制度実施のポイントから集団分析の有効な活用方法や職場環境改善計画の作成及び評価、計画の見直しまでを実践事例から学びます。今回は中央労働災害防止協会にお世話になりました。
受講資格:事業場内メンタルヘルスを推進している方等
研修時間:9:00~9:20受付 9:20~17:00講習(12:10~13:10/昼食休憩)17:10~閉講式
受講料:24,200円 (テキスト代、消費税含む。)
備考:THP指導者を登録更新する時に必要な4単位を取得できます。
※中災防では、「心とからだの健康づくり指導者登録規程」 を定め、中災防に登録した心とからだの健康づくり指導者(THP指導者)の能力向上(スキルアップ)を推進しています。研修修了後の申請により、研修の種類ごとにTHPスタッフの名称をつけて登録し、登録証及び登録カードを発行しています。
場所はJR田町駅より徒歩5分、安全衛生総合会館です。㊨はTHP指導者登録カード
●カリキュラム
【開講式、オリエンテーション】<9時20分~9時30分>
【講義】『職場のメンタルヘルス対策とストレスチェック制度』<9時30分~10時20分>
【講義】『ストレスチェック結果の見方と結果を活用したメンタルヘルス教育』<10時30分~12時10分>
【昼食・休憩】<12時10分~13時10分>
【講義・グループ討議】『職場環境改善の進め方(準備・計画作成・評価)』<13時10分~17時00分>
【閉講式】<17時10分~>
1年に1度の実施が義務付けられているストレスチェック。従業員の心身の健康のため、そして働きやすい職場づくりに欠かせないものです。ですが、ストレスチェックの実施だけに留まり結果を活用出来ていないという事業場が多くあります。厚生労働省の発表したストレスチェックマニュアルでは、企業に「ストレスチェックを行った結果を用いて集団的な分析を行う」という努力義務が設けられました。本研修は、職場環境改善をこれから始めようと思っているストレスチェックの実施者、実施事務従事者、産業保健スタッフ等の方々を対象に、ストレスチェックの実施から集団分析、職場環境改善をスタートするまでの具体的な手順に従って、その実施方法を説明しています。
●感想
実施が義務付けられているストレスチェック。毎年行わなければならないなら、その結果を活用し意味あるものにしたいですよね。ストレスチェック結果から職場環境改善することは、従業員、企業双方にとってメリットがあります。もし職場環境が悪い場合、従業員のパフォーマンスが低下し、それに伴い生産性も下がる可能性があります。また、従業員の健康リスクを見過ごしてしまうと、休職者の増加に繋がり、このことにより会社にとってコストが大きくなってしまいます。働きやすい職場とは、自分の思い通りに働ける職場ということではなく、仕事で成果を残す上でそれを妨げる要因が少ない職場のことを言います。本講座では、結果を活用するための効果的なストレスチェック制度実施のポイントから集団分析の有効な活用方法や職場環境改善計画の作成及び評価、計画の見直しまでを実践事例から学びます。職場環境改善にとって有用であるストレスチェック。あなたも職場の多様なニーズに応じた健康づくり活動を推進するために、さらなるスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。