●概要
建築コンクリートブロック工事士とは 建築コンクリートブロック工事の施工に関し、材料・構造・施工・原価管理全般を含めた専門的知識と技術を身につけ、安全な設計管理、施工管理を行う専門技術者です。
受講資格:どなたでも受講できます
受講料:29,700円(テキスト料込・税込)+資格登録料8,800円(税込)=38,500円
講習時間:10:00~15:20(12:00~13:00/昼食休憩)
試験時間:15:40~16:40
資格有効期限:5年ごとに更新登録が義務付けられています
場所は都営浅草線「浅草橋駅」より徒歩3分 東京文具共和会館でした。
●カリキュラム
開講式、受付<9時45分~10時00分>
【講習1】材料、構造<10時00分~12時00分>
【昼食・休憩】
【講習2】施工、安全衛生<13時00分~15時20分>
【休憩】<15時20分~15時40分>
【試験】<15時40分~16時40分>
建築コンクリートブロック工事士とは、建築コンクリートブロック工事の材料、構造、施工、原価管理などの施工管理や設計管理を行う民間資格です。建築コンクリートブロックとは穴のあいたコンクリートブロックに補強用の鉄筋を通し、コンクリートを充填しながら積み上げてゆく建築手法です。建築基準法に則り作られる建物であり、耐火性、耐震性、耐久性等に優れた建物として評価され、地震や津波、台風などの自然災害に対しても安全であることが実証されています。しかし、昨今の状況として、ブロック建築の着工件数が減少し、その工事に関する適正な技能を有する労働者の確保が課題となっています。本講習はブロック建築に関わる人々に必要とされる専門的知識と技術を身につけ、安全な設計管理、施工管理を学ぶ講習・試験です。
●試験方式
○建築コンクリートブロックを使用して塀などをつくる専門技術者が通常有すべき知識と技術の程度を基準とします。
・四肢択一式25問/60分<15時40分~16時40分>
・合格基準:満点の60パーセント(15問/25問)で合格となります。
・試験開始後20分以内及び試験終了5分前を過ぎてからの退室はできません。
・合否発表は約3週間後、協会ホームページに合格者の受講・受験番号が掲載されます。
●感想
なんとか合格ラインには達したかなという感じ。ブロック積みの仕事はコンクリートブロックを意外と簡単に積めることから、本職ではない業者が請け負っているケースが多く、ブロックに鉄筋が入っていないものも少なくありません。阪神・淡路大震災でことごとく壊れたブロック塀の多くが無筋だったというデータも残っています。ブロック塀は完成してしまうと鉄筋が通っているかなど、中身は分からないものです。大地震や津波などが来たときに人や建物を守れるブロック施工かどうかは、ブロック工事をする人にかかってくるため、安全・安心なブロック積みには確かな技術の技能者による施工が必要といえるでしょう。あなたも本講習で、木造の高断熱住宅に比べて色々なメリットを持つ新しいブロック住宅を学んで、安全な設計管理、施工管理を行う建築コンクリートブロック工事士を目指してみてはいかがでしょうか。