概要

高圧ガス販売主任者には第一種と第二種があります。第一種はLPガス以外の高圧ガス(圧縮水素、圧縮天然ガス、液化酸素、液化アンモニア、液化塩素、特殊高圧ガス)。第二種販売はLPガスなどの販売に携わることができる資格です。資格は年に1度の国家試験に受験するか、高圧ガス保安協会が行う講習を受講し、その講習に対する技術検定に合格した者は、試験の一部が免除され「法令」科目のみの受験となります。

研修期間:3日間(21時間)

講習時間:9:00~17:00(12:00~13:00/昼食休憩)

受講料:16,700円 (検定試験料含む)+11,020円(講習テキスト・問題集)=27,720円

受講資格:どなたでも受講できます

合格率:54.7% ※令和元年

備考:テキスト等のご注文(テキスト等は事前に購入し、講習会場にご持参ください。)

 

場所はJR池袋駅より徒歩5分 東京セミナー学院でした。

試験方式

3日間の講習に出席しないと検定試験は受けられません。筆記試験は講習の3週間後です。
○第二種販売主任者検定試験  

・保安管理技術(択一式20問/90分)<9:30~11:00>
※検定試験では、四則計算のみができる電卓の使用は認めますが、関数電卓の使用は禁止します。

※検定開始後30分間は途中退室できません。

※問題用紙は回収します。お持ち帰りいただけません。

・合格基準:筆記(各科目)それぞれ満点の60パーセント程度で合格となります。

対策

第二種販売主任者の資格を取得するには、国家試験に合格する方法以外に、第二種販売講習会を受講して検定試験に合格することでも取得することができます。国家試験は独学でも十分合格可能ですが、2020年の合格率54.7%と決して楽な試験ではありません。講習を受講するメリットは、試験対策に重要な点を繰り返し、強調して教えてくれる点にあります。検定試験は保安管理技術の1科目だけですので、講習でチェックしたポイントと、過去問を繰り返し復習することで比較的通過しやすいようです。検定試験は講習の3週間後です。

 

講習テキスト・問題集は、『第二種販売講習テキスト』2,520円+『高圧ガス保安法規集』1,880 円+『液化石油ガス法規集』3,670円+『高圧ガス保安法概要』870円+『問題集    第二種販売主任者試験問題と解説』2,800円=合計11,020円  国家試験で受験される方の合格率は54.7%(令和元年)に対して、試験科目が一部・全部免除されている方の合格率は82.2%と非常に高い合格率となっています。働きながら勉強するというのは本当に大変なことなので、少しでも本試験の負担を減らしておきたいですよね。

試験

なんとか合格ラインには達したかなという感じ照れ。丙種化学液石講習の検定試験は過去問より本番は簡単な試験でしたが、この第二種販売検定試験はかなり難しい印象でした。過去問を4周して万全の態勢で望みましたが、わからない問題が4.5問ほど。試験問題の中には捨て問(すてもん)と言って勉強していても絶対わからないようなマニアックな問題が出てきます。20問中、12問以上で合格ですので、これから受験を考えてる方は十分に対策をして望んで下さい。計算問題は『集団供給方式の容器の標準設置本数を求める問題』の1問だけでした。

 

検定試験の合否は1ヶ月後。合格すると、講習修了証が送付されます。講習修了証は、高圧ガス製造保安責任者試験(11月)の試験科目一部免除に必要な書類ですので、大切に保管しましょう。第二種販売の受験者数は40名。業務主任者の代理者は6名。

感想

第二種販売主任者とは、「高圧ガス販売主任者」の一種で、第二種販売はLPガスなどの販売に携わることができる資格です。高圧ガスとは、文字通り「高い圧力をかけたガス」のこと。高圧を伴うことで特殊な性質に変わり、燃料としてだけでなく、さまざまな用途で活用できるようになります。家庭用のエアコン・冷蔵庫や工業用・医療用の業務機器など、さまざまな産業分野で活用されている「高圧ガス」。高圧ガス販売主任者は資格手当をもらうため、できる仕事の幅を広げるため、ガス屋さんで働く人には必須の資格と言われています。LPガスは燃焼時にすすや灰を出さず、燃焼後も有害物質をほぼ出さないため、環境にやさしい優れたクリーンエネルギーとして今後も期待されています。あなたも第二種販売主任者を取得して、環境と安全を守るLPガス業界で活躍を目指してみてはいかがでしょうか。