概要

事業場は、労働者の安全と健康を確保するという観点から、労働者を雇い入れた時や作業内容を変更した時は、労働者に対して安全衛生教育を実施することが義務づけられています。本コースは、これらの教育を担当するトレーナーに求められる教育に関する知識と技法を十分に身につけていただくものです。今回は東京安全衛生教育センターにお世話になりました。

研修期間:5日間 前日に入所可能(17時~19時)

1日目 8:00~8:40受付 9:10~18:00講習(12:10~13:00/昼食休憩)

2日目 8:30~18:00講習(12:00~13:00/昼食休憩)

3日目 8:30~18:00講習(12:00~13:00/昼食休憩)

4日目 8:30~18:00講習(12:00~12:50/昼食休憩)

5日目 8:30~15:00講習(12:00~12:50/昼食休憩)15:00~15:15閉講式

受講料:111,000円 (テキスト代、消費税含む。) 宿泊は無料

修了証:修了者には修了証を交付し、新入者安全衛生教育トレーナーと呼称します。

 

東京安全衛生教育センターは清瀬駅から歩くと15分、バスだと5分くらい。宿泊荷物もあるのでバスがおすすめです。宿泊部屋にはTVと冷蔵庫が備わってます。

宿舎内の紹介

部屋からの景色・洗面所・洗濯機・乾燥機・大浴場・廊下・食堂

カリキュラム

1.トレーナーの役割
2.安全衛生教育の要点
3.教育心理(新人に対する教育指導の原則)
4.教育訓練計画
5.安全衛生教育の進め方(方法・教材・指導案)
6.OJT教育の進め方
7.グループ討議(教育訓練計画の作成、指導案及び教材の作成)
8.教育演技

 

新入者安全衛生教育(雇い入れ時教育)は、労働者を雇い入れた時におこなう安全衛生教育です。事業者は、労働安全衛生法第59条1項に従い、新規採用した者に新入者安全衛生教育(雇い入れ時教育)を実施することが義務づけられています。職場における災害や疾病を未然に防ぐには、新規採用者の入社時に安全衛生教育を適切におこなうことです。本コースは、5日間を通してこれらの教育を担当するトレーナーに求められる教育に関する知識と技法を十分に身につけていただくものです。講義・討議・役割演技を通じて教育を効果的に実施するための方法を体系的に研修します。

感想

本年も新入社員の入社時期が近づいて参りましたが、労働安全衛生法では、労働者を新たに雇い入れたときには、安全衛生教育を遅滞なく行うことが義務付けられています。新入者の労働災害防止のための一番の対策は、作業につく前に安全衛生について必要なことを十分に教えることです。一度身につけた仕事のやり方や安全衛生の躾(しつけ)などは後になって変えることが難しく、将来にわたってつづくものとも言われています。例え教える内容に大差がなかろうと、ワンパターン教育では伝えるべきことも伝わらない。かといって、熱の入り過ぎもよろしくない。それやこれやを考えると素人への教育は想像以上に難しく思えてくる。中央労働災害防止協会の安全衛生教育センターでは、この新入社員教育への教材、資料の見直し・整理、職場状況に見合った重点教育事項の設定、教え方の再検討など、さまざまな教育方法等について研修するものです。まだ怖いもの知らずの新人をその気にさせるにはどうすればよいか。あなたもお近くの安全衛生教育センターでの受講を検討してみてはいかがでしょうか。