概要

インテリアをはじめとする住生活商品を扱う業界において、多様化するお客様のニーズに対応するためには、幅広い知識とそれを支える接客スキルが重要なポイントとなります。リビングスタイリストは、住生活商品を扱う方にはもちろん、流通の現場で働く方や、コミュニケーション能力・ビジネスマナー、一定水準以上の知識と能力を持ち合わせていることを、一般社団法人日本ライフスタイル協会が認定し、「リビングスタイリスト」として資格を与えるものです。

試験級:1級/2級/3級

受験料:【1級】11,200円【2級】6,600円【3級】4,800円(税込) 

受験資格:どなたでも受験できます(1級を受験する場合は2級合格が条件)

合格率:【1級】80.2%【2級】71.9%【3級】89.2% ※令和2年

試験日程:【1級】2月【2.3級】7月、11月

 

リビングスタイリスト資格試験には3つの級がありますが、冬季試験の1級は在宅試験。夏期・秋期試験の2級と3級は試験会場でのマークシート方式の試験となります。私は昨年の7月、地下鉄丸ノ内線「茗荷谷駅」より徒歩7分 林野会館で2級を受験しました。㊨2級合格証書と認定カード

試験内容

●1級 在宅試験(記述式答案作成試験)
答案作成期間:2022年2月1日(火)~2月20日(日)この期間に答案を作成してください

① 販売知識 
② 商品知識 
③ 時事問題

商品調査、競合調査、時事問題等に関する課題についての問題点のとらえ方、判断力、実務能力等を有していること。

満点中、70%以上の得点率で合格となります。

対策

1級試験は在宅試験方式(論文作成)です。試験問題は、インテリア販売に関する知識に重点がおかれているため、商品知識だけでなく、流通や接客マナーなども含めた販売全体を勉強しておく必要があります。試験1ヶ月前に一般社団法人日本ライフスタイル協会のHPに事前課題が提示されますので、それを参考に事前学習を行います。

【2021年度 冬期1級試験事前課題】

1.2021年の小売業界を振り返る(オリンピックが小売業界に与えた影響について)

2.実店舗の魅力を磨くために

3.小売業のSDGsへの取り組み

4.「指名買い」してもらう接客とは

5.大量の在庫品を販売する企画

また、当協会指定の公式テキストや過去問題集を購入することができますので独学で勉強が可能です。テキストで商品知識と販売技術に関する総括的な知識が身についたら、過去問題集で実践演習を繰り返し、万全な状態で試験に臨みましょう。

 

㊧日本ライフスタイル協会「1級・2級リビングスタイリスト資格試験公式テキスト」(2,640円)㊨HIPS合格対策プロジェクト 「リビングスタイリスト資格試験 過去問題集2021」(2,420円)過去3年分(全4回)の問題と解答と解説が載っています。

試験

課題作成の流れ

①同封書類:□試験ガイド □問題用紙(2~4ページ) □解答用紙(5部) □レターパック(返送用)

②課題作成期間:<2022年2月1日(火)~2月20日(日)> 

③問題用紙を良く読んで、別紙の解答用紙に解答して下さい。原則として手書きで作成してください。

④問題を解くにあたって、特に時間の制限はありません。ただし、返送期限がありますので、それまでに作成してください。

⑤解答する際は、書籍、新聞、ウェブサイト、その他の資料などを参考にして構いません。

⑥課題を作成し終えましたら、「解答用紙」の左上部をホチキスでとめて、返却封筒に入れ、2022年2月21日(月)消印有効までお送りください。

 

感想

500点満点中、395点で合格!照れ合格ラインは350点でした(合格通知に載ってます)。リビングスタイリストの資格制度は、お客様がインテリアをはじめとする住生活商品の購入時に専門家によって適切なアドバイスを受けられるように、その専門家としてのリビングスタイリストを認定する事業です。つまり、この資格の取得者は、リビングスタイリストとしての「住生活商品の知識と販売技能」を所持していると判断されるわけです。リビングスタイリスト資格試験は、1級と2級と3級があり、全級とも誰でも受験できます。ただし、1級受験は2級合格が条件となります。 この資格は認定試験を受けるための受験資格は特に設けられてないため、これから就活を始める学生から転職を希望されている方など、誰でも目指せる資格です。これから住生活商品の販売現場に就職・転職を考えている方、スキルアップやキャリアアップにつなげたい方は是非資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。