●概要
インテリアをはじめとする住生活商品を扱う業界において、多様化するお客様のニーズに対応するためには、幅広い知識とそれを支える接客スキルが重要なポイントとなります。リビングスタイリストは、そんな販売の現場において十分な技術を身につけた「接客・販売スタッフ」として活躍しています。リビングスタイリストは、住生活商品を扱う方にはもちろん、流通の現場で働く方や、コミュニケーション能力・ビジネスマナー、一定水準以上の知識と能力を持ち合わせていることを、一般社団法人日本ライフスタイル協会が認定し、「リビングスタイリスト」として資格を与えるものです。
試験級:1級/2級/3級
受験料:【1級】11,200円【2級】6,600円【3級】4,800円(税込)
受験資格:どなたでも受験できます(1級を受験する場合は2級合格が条件)
合格率:【1級】80.2%【2級】71.9%【3級】89.2% ※令和2年
試験日程:【1級】2月【2.3級】7月、11月
●試験内容
●2級(マークシート/90分)20問
□販売知識
① リビングスタイリストの仕事
② 流通
③ 情報
④ 接客販売
⑤ ビジネスマナー
□商品知識
① 家具
② 窓装飾
③ 照明
④ 設備
⑤ 住生活アクセサリー
満点中、70%以上の得点率で合格となります。
●対策
筆記試験への対策としては、当協会指定の公式テキストや過去問題集を購入することができますので独学で勉強が可能です。テキストで商品知識と販売技術に関する総括的な知識が身についたら、過去問題集で実践演習を繰り返し、万全な状態で試験に臨みましょう。この試験に登場する問題はパターン化されていますので、過去の頻出問題を繰り返し解けるようになるまで勉強すれば、いきなり2級から挑戦しても合格点はとれると思います。私は1ヶ月ほど毎日勉強して受験に臨みました。
㊧日本ライフスタイル協会「1級・2級リビングスタイリスト資格試験公式テキスト」(2,640円)㊨HIPS合格対策プロジェクト 「リビングスタイリスト資格試験 過去問題集2021」(2,420円)過去3年分(全4回)の問題と解答と解説が載っています。2級を合格するにあたり過去問は1冊で十分ですが、私は1級まで受験する予定なので、過去問題集を多めに購入してます。4冊合計(5,150円)
●試験
160点満点中、142点で合格!他の多くのサイトの方々が記載されてる通り、私の時も過去問と同じだったり、似たような問題が出てました。毎年、試験問題の一部分を変更して焼き直しをしてるだけで、新傾向の問題は1~2問ほどです。よって全20問中のほとんどが過去問の焼き直しになりますので過去問の復習を中心に勉強時間を費やしましょう。90分の試験時間で見直しまで十分に出来ました。これから受験される方は落ち着いて試験に臨んで下さい。
場所は地下鉄丸ノ内線「茗荷谷駅」より徒歩7分 林野会館。2級受験者は35名でした。
●感想
リビングスタイリストの資格制度は、お客様がインテリアをはじめとする住生活商品の購入時に専門家によって適切なアドバイスを受けられるように、その専門家としてのリビングスタイリストを認定する事業です。つまり、この資格の取得者は、リビングスタイリストとしての「住生活商品の知識と販売技能」を所持していると判断されるわけです。リビングスタイリスト資格試験は、1級と2級と3級があり、全級とも誰でも受験できます。ただし、1級受験は2級合格が条件となります。 この資格は認定試験を受けるための受験資格は特に設けられてないため、これから就活を始める学生から転職を希望されている方など、誰でも目指せる資格です。これから住生活商品の販売現場に就職・転職を考えている方、スキルアップやキャリアアップにつなげたい方は是非資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。