概要

カラーコーディネーター検定とは 仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことのできる、東京商工会議所が主宰する民間の検定試験です。カラーコーディネーター検定試験では、色の性質・特性など、色彩の知識を身につけることで、色の持つ効果をビジネスシーンに活かすことができます。2021年度からIBT(インターネット経由での試験)となり、期間内に希望日を選んで受験します。

試験級:アトバンスクラス/スタンダードクラス

受講費用:【アドバンスクラス】7,700円【スタンダードクラス】5,500円(各税込)

受験資格:どなたでも受験できます

試験方式:コンピュータ試験(IBT方式 or CBT方式)※CBT方式は2021年度~2023年度に限る

試験時間:90分

合格基準:各級とも、100点満点中70点以上

合格率:【アドバンスクラス】50.3%【スタンダードクラス】72.3% ※2020年度

試験日:年2回 夏期(6月)冬期(10月) 

※IBT(Internet Based Test)方式→受験者のコンピュータで受験いただく方式です。CBT(Computer Based Testing)方式→全国のテストセンター

 

㊧申し込み期限は希望受験日から14日前まで、普通郵便で受験日の8日前までに登録住所宛てにカラーチャートが届きます。㊨色彩に関する資格や検定試験は複数あり、それぞれの検定では目的や学習する内容、試験範囲が異なります。私が現時点で取得済の資格は、色彩検定2級、パーソナルカラリスト1級です。

対策

色彩検定と並んで知名度が高いカラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所によって毎年6~7月頃と10~11月頃に実施される検定試験です。カラーコーディネーター検定試験は専門的・理論的な内容を含み、会社で工業デザインに関わる方の受験も多い資格です。カラーコーディネーター試験は「アドバンス」と「スタンダード」にクラスが分かれており、アドバンスの合格率は約50%、スタンダードの合格率は約70%ほどとなっています。カラーコーディネーター検定試験では飛び級が認められているため、何級からでも受験が可能です。勉強期間は1ヶ月くらいです。

 

㊧『カラーコーディネーター検定試験®スタンダードクラス公式テキスト』3,410円(税込)東京商工会議所が出版している公式テキストです。㊨『スピード合格! カラーコーディネーター【スタンダードクラス】テキスト&問題集』1,780円(税込)要点がまとめられているのでとてもわかりやすい。模擬試験が2回分や、巻末の重要項目チェックがあることもよかったです。『1回で合格! カラーコーディネータースタンダードクラス テキスト&問題集』1,760円(税込)問題を解きながら学習できるので実践感覚をつかみやすいです。 ただし公式テキストの方がわかりやすい所もあるため、公式テキストも購入の際に選択肢に入れていいと思います。

結果

91点で合格照れホッ。色に関する資格としてよく知られているカラーコーディネーター検定と色彩検定。色彩について学び、仕事や日常生活の中で習得した知識を役立てるという目的はどちらも同じで、実際に受験した感想としても8割くらい内容が似通っているという印象です。2020年度の合格率を比較すると、カラーコーディネーター検定のスタンダードクラスが72.3%、アドバンスクラスが50.3%、色彩検定の3級が76.3%、2級が77.6%、1級が45.0%でした。受験するクラスにもよりますが、色彩検定の方がやや難易度が高いようです。

 

<東京商工会議所IBT試験の流れ>
(1)試験画面に移動し、「試験開始をリクエスト」をクリックします。続いて、画面共有・カメラ・マイクの設定を行います。
(2)順次試験委員が入室し、指示に沿って身分証明書の提示と周囲の環境確認を行います。
私の場合は車の免許証を提示、デスクトップPCが固定式カメラなので、手鏡で反射させながら周囲360度確認されました。
(3)本人確認終了後、「試験を開始」をクリックし、試験を開始します。
(4)全ての問題の回答が終了したら、右上の「試験を終了」をクリック。以下のような試験結果詳細画面が表示されます。

まとめ

カラーコーディネーター検定とは、東京商工会議所が主宰する民間の検定試験です。現在、日本国内には多数の色彩・カラー系の検定が存在しますが、中でもカラーコーディネーター検定は歴史と実施規模の面において抜群の知名度を誇っています。カラーコーディネーター検定では個々のセンスだけに頼らない配色ルールに基づいたイメージ通りのデザインやコーディネートができるようになります。色の知識があれば暮らしが豊かになり、仕事に差がつき、ビジネスチャンスが生まれます。2021年度からIBT(インターネット経由での試験)となり、更に受験しやすくなったこの検定試験。お仕事にも活かせるカラーのセンス。その魅力を勉強して、日々の暮らしに色彩を取り入れてみてはいかがでしょうか。