●概要
発酵マイスターとは、日本発酵文化協会認定の公式資格です。ベーシック講座の4教室をご受講いただき、発酵教室だけでは学びきれない「発酵学」の魅力をより生活に密着した形で学んでいただける講座です。
授業形式:対面授業/オンライン授業(Zoom)
受験資格:当協会のベーシック講座4つ(麹教室・醤油教室・甘酒教室・味噌教室)を受講済みの方
受験時間:10:30~15:30(昼休憩 ランチ付き)<4日間 全16時間>
受講料:176,000円(税込)
定員:24名
持ち物:筆記用具・ベーシック講座のテキスト
修了規定:①課題を提出すること②約1ヶ月後の修了試験に合格すること←今回はここ
都営浅草線 東銀座駅より徒歩5分。八海山 東京営業所で受験しました。
●試験内容(課題提出+修了試験)
・課題提出
課題:発酵食品研究レポート
内容:日本の発酵食品の中から1品選び、研究レポートを提出。
作成方法:講義でご説明致します。(A4サイズ 表紙以外3枚以上)
提出方法:氏名・提出日・タイトルを記載の上、左上をホチキスで留めて提出してください。
提出日:修了試験日
修了試験の300点のうち、50点は発酵食品研究レポートで評価されます。作成するレポートは講義4日間の休み時間に、前期の卒業生が作ったレポートを閲覧する事ができるため、必要があればメモをしてご自身が作成する時の参考にしましょう。レポートの内容は、工場見学・発酵実習・地元の発酵食品など様々でした。
・修了試験
試験時間:13:00~15:00
試験時間:2時間 ※試験開始30分後から退出可能
試験会場:八海山 東京営業所
持ち物:筆記用具・提出課題・計算機
合格基準:筆記テスト250点 研究レポート50点 合計300点(210点以上で合格)
試験はマークシート方式ではなく、全て筆記試験です。最低でもテキストに出てくる漢字は全て書けるようにしておきましょう。講義中に講師からテストに出るポイントを教わりますが、それ以外からも出題されました。それだけに確実に取れる問題を覚えておく事が合格への鍵になりそうです。自分の言葉で説明させる問題も出題されますので、しっかり発酵の理論を理解しておきましょう。
●感想
なんとか合格ラインには達したかなという感じ。発酵マイスターの資格取得には、ベーシック講座(味噌・醤油・甘酒・麹の4科目)に加えて発酵マイスター養成講座4日間を受講し、1ヶ月後に与えられた課題についてレポート提出・試験を経て合否が決まるため、最低でも半年以上はかかります。また、受講料が18万近くとかなり高いため、主催者・受講者共に本気で発酵食品取り組んでいて、「発酵食品の正しい知識を身につけたい」 「発酵に関わる仕事がしたい」方におすすめの資格です。また、上位資格である発酵プロフェッショナルに合格すると認定講師制度や認定校制度に加入することができ、教室の開催などができるようになります。あなたも発酵業界の専門家による講座を受講して、社会に役立てるプロフェッショナルを目指してみてはいかがでしょうか。