概要

遊戯施設の運行管理者・運転者等講習会とは、日常における遊戯施設の維持管理と運行に携わる所有者・管理者若しくは運転者の方々等を対象に、事故を防止することに対する問題意識を高揚させることや、遊戯施設の保安対策の向上等を目的に、開催しております。なお、本年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、WEB講習会を開催いたします。
開催方法:オンライン配信

講習時間:5時間

受講資格:遊戯施設の運行管理若しくは運転等に関する実務の経験を有する方、運行管理・運転の安全確保に関心をお持ちの方

受講料:13,300円(税・教材費込)

修了証:全課程を修了された方には、後日、「修了証書」を郵送いたします。

カリキュラム

第1章 遊戯施設概論 【1時間】
第2章 遊戯施設に関する法令・規格等 【1時間】
第3章 遊戯施設の維持・運行管理と安全対策 【1時間10分】
第4章 運転者心得 【1時間】
第5章 ウォータースライドについて 【50分】

近年、遊園地やテーマパークのコースター等の遊戯施設は、スピードとスリルが求められ、速度・加速度を増大したものや規模を大型化したものに加え、特殊な運動形態のものなど、多種多様なものが設置されるようになっています。これらの遊戯施設について、国土交通省は、遊戯施設における利用者等の安全確保対策として遊戯施設の維持保全・運行管理の徹底をその所有者や管理者に指導しています。

 

視聴後に、講義内容についての感想文を科目別(1科目120文字以内)にまとめて記入し、提出して終了となります。

感想

日本の遊園地の誕生のきっかけとなったのは諸説ありますが、1879年8月の内国勧業博覧会と言われ、メリーゴーランド、ウォーターシュート、パノラマ館、不思議館など、初めてこの会場に外国製遊戯機械が登場したことで、歌舞伎や見世物しか知らなかった日本人を驚嘆させました。これが日本の遊園地の先駆けとされています。それから約140年。最近の遊戯施設は、利用者の要求とともに多種多様となり、運動形態も多様化・高度化が進み、それに伴い大型化する機種も増えてきております。他方、遊戯施設は人間を直接搭載するため、絶対的に安全であらねばなりません。このため、多くのことが舞台裏で行われており、アトラクションの日常的な点検に加え、包括的な予防保全プログラムを義務付けています。遊園地・テーマパークは絶対に安全でなければならない、安全を確保することでお客様と働く人の笑顔を守りたい。ゲストの皆さまに、いつも安心してアトラクションをお楽しみいただけるよう、本講習会を受講されてみてはいかがでしょうか。