概要

乾燥設備作業主任者とは、乾燥設備においての危険物なども扱う作業の安全確保を担う、作業責任者です。危険物乾燥設備や一定以上の規模で熱源として燃焼設備や電力を伴う乾燥設備での作業において有害な溶液の取扱や、乾燥施設の点検、労働災害の防止などを行います。 今回は公益財団法人 神奈川労務安全衛生協会にお世話になりました。

受講費用:12,350円(税込み)+2,310円(テキスト代)

受講資格:乾燥設備の取扱いの作業に5年以上従事した経験を有する者など

講習時間:16時間/3日間でおこなわれます。

1日目:09:20~16:35 2日目:09:20~16:30 3日目:09:20~16:30 

※乾燥設備とは、熱源を用いて火薬類以外の物を、加熱乾燥する乾燥室や乾燥器をいいます。

 

(公社)神奈川労務安全衛生協会はJR関内駅より徒歩7分の場所にあります。

カリキュラム

(1)学科講習
1.乾燥設備及びその付属設備の構造及び取扱いに関する知識(4時間) 
2.乾燥設備、その付属設備等の点検整備(2時間) 
3.異常時の処置に関する知識及び災害事例(3時間) 
4.乾燥作業の管理に関する知識(6時間) 
5.関係法令(2時間) 
6.修了試験(1時間) 

乾燥設備と言えば、多くの人が連想するのは食器乾燥機や洗濯物を乾かす機械ではないでしょうか。しかし、労働安全衛生法で定められている乾燥設備というのはそれらとは異なるものです。大きなオーブンなどを使う食品や薬品の生産工場、自動車の塗装工場などには、大規模な乾燥設備があります。乾燥設備作業主任者は、それら大量の電力や燃料をもちいる設備および有害な溶液などの危険物をともなう設備にて、事故や健康被害を防止して作業者の安全を確保するための国家資格です。

 
この講習を受講するには学歴や実務経験が問われます。修了考査に合格し、事業者から選任されることで、乾燥設備作業主任者として仕事ができます。
感想
乾燥設備作業主任者とは、乾燥設備においての危険物なども扱う作業の安全確保を担う、作業責任者です。危険物乾燥設備や一定以上の規模で熱源として燃焼設備や電力を伴う乾燥設備での作業において有害な溶液の取扱や、乾燥施設の点検、労働災害の防止などを行います。 食品や薬品の生産工場、自動車の塗装工場などには、特定の物を加熱乾燥させるために、熱源を用いる乾燥室や乾燥機が設置されています。それらは特定の産業にとってなくてはならい存在である一方で、扱い方をあやまると火災や爆発などの大事故を引き起こしかねません。乾燥設備作業主任者の仕事は、専門知識と同時に体力も要求されハードですが、需要の多い分野でもあります。ご興味のある方はご受講されてみてはいかがでしょうか。