概要

日本さかな検定とは、魚への関心や知識を深めることで、世界に誇る日本の魚食文化の魅力の再発見につなげ、地域の魚の魅力を広く知らせることを目的とした検定試験です。さかなくんが応援団を務めている事でも知られている検定試験で、「ととけん」という愛称で全国から魚が大好きな人が受験しています。 

試験級:1級/2級/3級

受講費用:【1級】8,200円【2級】6,300円【3級】5,200円
受験資格:【1級】2級合格者【2・3級】どなたでも受験できます

試験時間:各級 70分 

問題数:各級 100問(4肢択一方式)

合格基準:【1級】全100問中80問以上の正答で合格【2級】全100問中70問以上の正答で合格【3級】全100問中60問以上の正答で合格

試験方法:マークシート方式

合格率:【1級】7.7%【2級】51.8%【3級】81.7%(2019年)

試験日:6月下旬(年1回)

 

場所は品川駅より徒歩10分 東京海洋大学 品川キャンパスでした。

対策

日本さかな検定で出題される問題は、『魚と魚食文化』が中心です。旬、産地、郷土料理、珍しい漁法、歴史、文学、言葉などが中心になってきます。3級は、初めて出会う発見や感動を通して魚にもっと親しみたい方を対象とした初級レベル。勉強に使う本は基本的に公式テキスト「からだにおいしい魚の便利帳 全国お魚マップ&万能レシピ」でOKです。副読本には模擬問題や過去問題が掲載されており、過去問も販売されています。「ととけん」の魅力は、問題文の面白さにあります。公式HPの模擬問題を見てもわかるように、ほとんどの問題に、魚についてのさりげない説明やトリビアが加えられており、問題文を読むだけでも知識が広がっていきます。

 

今回、初めて魚の勉強をするため、公式ガイドブック・副読本、過去問題集4冊を購入。1ヶ月掛けて受験対策をしました。

結果

100点中、73点でなんとか合格ニヤリホッ

3級はおさかな好きの小学生でも解けると紹介されてますが、とんでもない!公式ガイドブックはけっこうなボリュームがあり、おまけに普段見慣れないような単語が多いので読むだけでもけっこう時間がかかります。問題は一般的な魚の知識がある人でもなかなか難しい問題が多く出題されていて、普段から魚に慣れ親しんで居ない方は1週間前にテキストを買って猛勉強、という方法はあまり通用しないような気がします。
 

試験時間70分で問題数100問なので、問題を見直す時間もありませんでした。

まとめ

「ととけん」こと「日本さかな検定」は、「さかなの国、ニッポンの検定」として、 魚への関心や知識を検定という形で深め、世界に誇る日本の豊かな魚食文化の魅力の再発見につながることを願い、 2010年にスタートした検定試験です。四方を海に囲まれた島国・日本。寿司や刺身やてんぷらに代表されるように、四季に応じた様々な魚料理もあり、まさに日本は魚料理の歴史の長い国です。日本さかな検定は、魚の旬、目利きなどの基礎知識や、魚全般の知識を問う検定試験です。知れば知るほど学べば学ぶほど奥深い日本人と魚の関わり。魚好きの方や、釣りが趣味の方、新しい知識を得たい方などは、ぜひ日本さかな検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。