概要

車両系建設機械 (基礎工事用)とは、機体重量が3t以上の基礎工事用機械で動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものの運転(道路上を走行させる運転を除く)の業務です。具体的には、機体重量3t以上のくい打機、くい抜機、せん孔機、アース・ドリル、アース・オーガー、リバースサーキュレーションドリルなどを操作する事が可能になります。今回はPEO建機教習センタ神奈川(旧 日立建機教習センタ)に通い移動式クレーン運転士免許所持者による免除コースで取得しました。

受講費用:【A】52.000円(9時間)移動式クレーン運転士免許所持者 

         【B】105.000円(25時間)・車両系(整地等)・不整地運搬車運転技能講習修了者・大型特殊自動車運転免許所持者など

受講資格:18歳以上

講習科目:【A】 学科4時間 実技5時間 計9時間(2日) 

         【B】  学科10時間 実技15時間 計25時間(4日)

 

使用用途によっても分類される重機の資格ですが、例えば車両系建設機械の中だと、今回受講した(基礎工事用)以外にも(解体用)と、(整地・運搬・積込み用及び掘削用)は資格が異なる為、目的に合った講習を受ける必要があります。

カリキュラム

学科 (青字は移動式クレーンによる免除コース)学科4時間 実技5時間
1.走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(4時間)2時間
2.作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識(6時間)
3.運転に必要な一般的事項に関する知識(3時間)1時間
4.関係法令(1時間)1時間
実技
1.走行の操作(10時間)
2.作業のための装置の操作及び合図(15時間)5時間

重機・建設機械に必要な資格を取得される場合は、「大型特殊自動車免許」や「クレーン又は移動式クレーン運転士免許」持っていると、大幅に時間と費用が短縮されますので事前に取ることをおすすめします。実技講習は基本屋外で行われ、長袖シャツ・長ズボン・ヘルメット・安全靴を着用となってます。気温35℃の酷暑の中でも、大雨の中でも予定通り行いますので、暑くもなく寒くもない天気の安定している春か秋を狙って受講した方が楽です。

感想

街で一度は見たことがある建設工事や土木工事の作業で活躍する建設機械は、人間の力では難しい掘削・資材搬入・搬出などの作業を効率良く行える、大変便利な乗り物です。今回取得した車両系建設機械(基礎工事用)はその中でもくい打ち業務などの基礎部分で必要となる知識・技能を習得する講習です。運転技能講習修了者になると操作可能な重機の幅が広がるので、様々な作業現場で働くことが可能です。建設業界や土木業界で働くことを検討している方にはおすすめの資格です。