概要

丸のこ等は建設現場等で広く使用されている便利な機械ですが、その反面丸のこ等の作業において毎年多数の労働災害が発生しており、その中には重篤な災害も含まれています。厚生労働省が発出した通達(平成22年7月14日付け基安発0714第1号)においては、「携帯用丸のこ盤」を使用する作業に従事する方に対し、特別教育に準じた教育を行うこととされています。この講座は、建設業労働災害防止協会が行う特別教育の講師になる方を対象に作業方法や効果的な教育方法について習得する教育です。

受講料:35,000円(税込・教材費込)

定員:50名

講習時間:9:00~16:40講習(12:10~13:10/昼食休憩)16:40~17:00閉講式

 

講習会場は田町駅から徒歩1分。朝の通勤で非常に混みます。

カリキュラム

* 丸のこ等に関する知識
* 丸のこ等を使用する作業に関する知識
* 丸のこ等の点検及び整備に関する知識
* 取扱い方法を中心とした「実技」
* 「災害事例」から学ぶ安全な作業方法
* 関係法令及び教育の方法

丸のこは、木材等を切断するために建設業等で広く使用されている工具です。のこ歯を電気によって高速回転させる工具であるため、のこ歯への身体接触、加工物との反ぱつによる本体の予想外の動き、衣服等の巻き込み、安全装置の無効化、感電等が引き起こされ、これらによる災害が後を絶ちません。事業者は、厚生労働省通達により、労働災害の予防対策として携帯用丸のこ盤等に就かせる労働者に対する4時間の特別教育に準じた教育の実施を求められています。

感想

丸のこ等は、建設業をはじめ様々な業種において広く使用されていますが、誤った使用方法で作業を行った結果、軽微な災害にとどまらず、死亡災害に至るものも毎年後を絶たない状況にあります。 消費者庁によると、2010年12月から2019年6月末までの間、電動のこぎりによる事故情報が医療機関から計87件寄せられているといいます。 貴社の労働災害の予防対策として、安全教育の講師養成講座を受講してみてはいかがでしょうか。