概要

伝熱面積の合計が25m2未満のボイラー取扱作業主任者となることができます。私は公益財団法人 安全衛生技術試験協会 関東安全衛生技術センターで受験してきました。

受験料: 8,800円 

受験資格:誰でも受験できます(※免許の交付は18歳以上からです)

合格率:51.0%(2022年)

※ただし試験合格後、免状交付の申請時に実務経験を証明する書類orボイラー実技講習修了証の原本のいずれか1つの添付が必要となります。私は日本ボイラ協会 東京支部のボイラー実技講習会を受講してきました。

対策

2級ボイラー技士の試験は、過去問ベースの問題が多く出題されます。とにかく過去問を繰り返す、黙々と繰り返す。ひたすらに繰り返すと合格が見えてきます。とは言え、全くボイラーに関する知識がない人は、ボイラーの仕組みを理解するだけで一苦労だと思います。そこで、2級ボイラー技士を取得する条件として『ボイラー実技講習の修了証』というものがあります。この講習会は、試験の前でも後の受講でも構わないのですが、先にボイラー実技講習を受けて実際に本物のボイラーに触れて、少しでも理解してから試験の勉強をする方が効率的だと思います。

 

※ボイラー実技講習会とは・・・2級ボイラー技士免許を取得するためには、①小規模ボイラーの取扱経験等があること、②免許試験に合格していることのふたつの要件が必要です。 「ボイラー実技講習」の修了は、小規模ボイラーの取扱経験等のひとつとなりますので、実技講習を修了し免許試験に合格すれば、免許を取得することができます。学科2日・実習1日、計3日の講習です。受講料 23,100円(本体21,000円+税)

 

参考書:『二級ボイラー技士 過去問題・解答解説集』3,300円

『一発合格! これならわかる 2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集』2,310円

結果

なんとか一発で合格。この試験が他の安全衛生技術試験と大きく違う点は、過去問がそのまま出題される事はなく、合格に必要な知識が着実に身に付ていないと選択肢を迷う問題が多い点にあります。YouTubeなどでボイラー関連の動画が沢山アップされていますので、テキストで理解しずらい所はこれらを見て視覚的に学習すると良いと思います。

まとめ

級ボイラー技士を必要とする職業は、工場、学校、ホテル、デパート、病院などボイラーを設置している大型の施設、あるいはこれらの施設のメンテナンスを請け負う会社、ビル管理会社、ビル設備会社などです。ボイラーには燃料である灯油が付き物で、取り扱う量も多いので、危険物取扱者乙4種を取得すればボイラー技士の資格がさらに活きてきます。プラスして、電気工事士、電気主任技術者、冷凍機械責任者の資格があればビル管理に不可欠な「ビルメン4点セット」の資格となり、仕事に困らないと言われています。社会的にも根強いニーズがある二級ボイラー技士を目指してみてはいかがでしょうか。