●概要
1級小型船舶操縦士免許とは、総トン数20トン未満の船舶(水上オートバイを除く)ですべての海域を航行できる操縦免許です。ただし沿海区域の外側80海里(148.16km)以遠を航行する場合には一定の資格を持った機関長を乗り組ませなければなりません。今回私はヤマハボート免許教室で受講しました。まず最初に2級小型船舶操縦士免許を取得し、暫く操縦してから1級小型船舶操縦士免許へステップアップする事にしました。
受講費用:2級レギュラーコース99,800円(所要日数3日)+1級ステップアップコース40,700円(所要日数1日半)
受験資格:2級 満16歳以上 1級 満18歳以上
船舶免許の種類は4種類
① 一級小型船舶操縦士(1級船舶免許・ボート免許1級):すべての水域
② 二級小型船舶操縦士(2級船舶免許・ボート免許2級):平水区域および海岸より5海里(約9キロメートル)以内
③ 特殊小型船舶操縦士(水上バイク免許・ジェットスキー免許):水上オートバイ専用の免許です。他の免許では水上バイクを乗れません。
④ 湖川小出力限定操縦士免許:川や湖および指定された区域に限定したフィッシングや水遊びに適しています。
場所はニューポート江戸川です。船で川を下るとそこは東京ディズニーランド。夢の国を眺めながらの実技講習です。
●カリキュラム
2級小型船舶免許の試験・講習内容
●学科 試験・修了審査
一般科目:「小型船舶操縦者の心得及び順守事項」「交通の方法」「運航」の3科目です。
4者択一式の合計50問で試験時間は70分です。合格には正解率が各科目の50%以上、かつ全体の約65%以上が必要です。船舶知識がまったく無い方でも安心して学べる学習カリキュラムでした。過去の試験問題を分析し作成した分かりやすく使いやすいオリジナル教材が付いてきますので、復習すれば試験はバッチリです。実技講習(教習)では実際にボートに乗り「航海に必要な操船技術」やコンパスの使い方、ロープワークなどを身につけます。試験で使用する同型ボートに乗るので操船未経験の方でも安心してご受講できると思います。
●1級小型船舶免許の試験・講習内容(1級ステップアップ)
学科試験は運行の14問だけです。航行位置や時間・距離など、海図を使った講習が中心です。実技試験は免除です。ステップアップでは、操縦することのできる船の大きさが変わらないため、より遠くの海域まで出るために必要な知識として「上級運航」の科目のみを受験すれば、その他の学科科目と実技の試験は免除されます。
特殊小型船舶操縦士免許も取得しました。ヤマハだと52,900円(税込)~
●感想
一見すると敷居が高そうに思えるクルーザーの免許ですが、実は車やバイクの免許よりも手軽にスピーディに取得できます。スクールに通って集中的に学べば、学科試験も実技試験も2日~4日という短期間で十分に合格可能です。初めて自分で船を運転したときの感動は大きく、その魅力にはまってしまう方も多いです。これからの季節、海はもちろん、川や湖でのクルージングも楽しみのひとつ。自分で船を運転できるようになると、世界感が広がります。趣味を探している方は、船の操縦を選択肢のひとつとして検討してみませんか?