概要

つり上げ荷重が5トン以上の移動式クレーンを運転するために必要な資格です。私はコマツ教習所神奈川センタに通い実技試験が免除となり、学科試験のみ受ける方法を選択しました。

試験方式:学科/実技

受験料:学科 8,800円 /実技 14,000円

合格率:学科 63.0% 実技 67.0%(2022年)

受験資格:誰でも受験できます(※免許の交付は18歳以上からです)

 

対策

実技に関しては、車と違い、操作するモノがないので自分自身で練習することは難しいです。クレーン免許を取りたい!と思ったら、まずはクレーンの教習所や学校に通うのが一番確実な方法かと思います。期間としては、大体7日~10日間ぐらいで卒業する事が出来ます。学科試験はクレーン・デリック運転士ので出題された内容とほぼ同じような問題でした。難易度自体はそこまで高くありませんが、国家資格ではありますので、真面目に勉強しないと落とされる可能性もあります。しっかりテスト勉強しておくようにしましょう。平成30年においてクレーンの労働災害による死傷者数は1,757人で,前年と比較して135人の大幅な増加となっており、また、死亡者数は56人となっております。クレーンの性能は日進月歩にも拘わらず、クレーン転倒事故は未だに減らないのが現状のようです。

 

参考書:『移動式クレーン運転士 過去問題・解答解説集』3,300円

『本試験に合格できる問題集!移動式クレーン学科試験』2,860円

感想

移動式クレーン車は、建設現場や倉庫などで幅広く活躍する特殊車両です。荷物を吊り上げて移動させるクレーンのうち、不特定多数の場所に移動することができる移動式クレーン車は利用される機会も多く、クレーン・デリック運転士と移動式クレーン運転士を比べると、賞与を抜いて考えると、普通のクレーンより移動式クレーン運転士の方が、平均給与が高い傾向にあるみたいです。求人数に関しても同じような傾向があります。ただしラフテレーンクレーンを実際に公道を走らせる場合は、ラフタークレーン自体の車両総重量が、11トンを超えているため、『大型特殊自動車免許+大型自動車免許』が必要となります。ガンマンの次に給料が良いとされている移動式クレーン運転士。クレーンオペレーターとしてキャリアアップとして目指してみてはいかがでしょうか。