概要

ドローン検定協会が実施するドローン検定は、1級〜4級まであります。このドローン検定には座学の他に技能講習があり、それがドローン基礎技能講習です。ドローンの操縦に関する資格を認定している民間団体は数多くありますが、今回私はドローン航空学校にお世話になりました。この技能講習を受講した場合、国土交通省から許可が必要な場所でのドローンを飛行する許可・承認申請を行う際に、必要な書類の一部を省略することができます。ただし、通常通り書類を添付することで承認申請を行うことはできますし、許可または承認申請が有利に進むことはありません。あくまで基礎的な技能を身につけ、飛行許可申請書類の一部免除を得るための講習となります。

講習時間:1日目10:00~17:15 シュミレーター講習(12:00~12:30/お昼休憩) 17:15~18:00 座学

       2日目10:00~12:30 シュミレーター講習(12:30~13:00/お昼休憩) 13:00~15:00 実機講習・修了講習

講習料金:69,800円(税込み)

コロナ対策として、空気清浄機・加湿器・マスク着用・消毒実施・適度な換気・ソーシャルディスタンスを行い、講師1名 受講者2名での講習会となりました。

 

←ドローン検定を受けた方はこのようなハガキが届いたと思います。5,000円割引チケットを使って受講しました。

→緊急事態宣言の為、電車内はこのような感じです。

カリキュラム

・ドローンの操作方法

・シュミレーター訓練Ⅰ~Ⅲ(実技):基本操作の習得と反復練習

・安全講習(座学)

・実機訓練Ⅰ(実技):安定した離着陸と空中操作

・実機訓練Ⅱ(実技):目視範囲内での飛行・トラブル・緊急時の操作

・実機訓練Ⅲ(実技):安全操縦反復練習と応用技能

ドローン検定の基礎技能講習は、座学を1時間、シミュレーターを使って飛行訓練を9時間以上行ってから実機を1時間、その後に修了試験です。シミュレーターは本物と同じプロポを使い、風を吹かせたり、立体的な建物をくぐり抜けたり、姿勢制御装置が壊れた場合などの不測の事態のシミュレーションなども体感します。実機を扱う時間は少ないですが、実機でできないことがシミュレーターではたくさんのことを一度に経験できるメリットもあります。

 

フットサル会場を貸し切ってのドローン実技訓練。ドローンのシェアNo.1のDJI社のドローンは一度手にとって操作すると欲しくなりますね・・・

感想

現在、ドローンを操縦するために必要な「免許」はありません。つまり、誰でも自由にドローンを飛ばすことができるという訳ですが、どの程度の技術力があるのか飛行履歴以外に判断する基準がありません。そこで法的な資格ではありませんが、認定資格校で講習を受けて試験に合格することでドローンに対する「知識」や「能力」があることを証明してくれるほか、実技試験を実施して「技術」があることも証明してくれる検定があります。今後は産業(ビジネス)分野のシェアが拡大すると見られており、その動向に期待がかけられているドローン業界。もし将来、ドローンを使った仕事に就きたいと考えているなら、今のうちから法律や資格などの勉強をしておくのも良いかもしれませんね。