概要

危険物取扱者乙種第4類とは一般財団法人 消防試験研究センターが行う国家試験です。危険物取扱者乙種には1類~6類まであり、それぞれ取り扱える危険物の種類が異なります。乙4種試験に合格すると、ガソリンや重油、軽油、灯油などの引火性液体の取り扱いが認められます。 危険物取扱者のなかでも、乙種4種はとりわけ人気の高い資格です。対象となる危険物が石油関係であることから、ガソリンスタンドの従業員やタンクローリーの運転手、化学メーカーの製造者など、求職者受け入れの間口が広く、ニーズも高い資格だからです。

試験手数料:乙種 4,600円

受験資格:誰でも受験できます

合格率:乙種 1類67.9% 2類68.5% 3類67.6% 4類38.3% 5類68.6% 6類66.5% (令和2年)

問題数:乙種 3科目合計35問【2時間】  一部免除(乙種危険物取扱者免状を有する者)10問【35分】

合格基準:試験科目ごとの成績が、それぞれ60%以上

対策

乙種4類の合格率は低いですが、試験内容が難しくて理解できない、といった内容ではありません。危険物取扱者の試験では、パターン化された問題が出題されるケースが珍しくなく、ゆえに過去の問題を多く解くことが一番の実践練習となります。 3科目のなかで不得意科目を作らないようにする必要があります。 知り合いやネットで「簡単だった!」という声を耳にしますが、しっかり勉強していけば、合格できる試験だと思いますが、ちゃんとやらないと合格出来るものではありません。

 

おすすめの参考書「乙種4類危険物取扱者試験 2020年版」1,800円

この一冊で合格することは可能です・・・が、363Pとページ数が多いです。厚い参考書は最後まで読み進めると、最初の方の内容を忘れてることがよくあります。

そこでおすすめなのが「チャレンジライセンス 乙種4類危険物取扱者テキスト」 794円

テキストと問題をあわせて160ページと試験に必要な内容をシンプルにまとめていて、基本的な内容を理解するにはおすすめです。この1冊だけでは十分とは言えないため、基本をこのテキストで覚えて赤本で過不足を補うと、効率よく学習できると思います。お値段も安いです。

結果

なんとか一発で合格。そこで乙種を1種類でも持っていれば、他の乙種を受験する場合に法令&物理化学の試験が免除になりますので、性質と消火の10問だけの試験になります。この状態であれば、都道府県にもよりますが、最大で3つの類を同時に受験することが可能なので試しに1類2類3類を同時に申し込んでみました。
結果→性質と消火で30問分は覚える量が多すぎて一度で覚えきれず・・・1類2類のみ合格となりましたえーん

 

乙種の6類すべて揃うとこのような感じです。

感想

乙種第4類の資格試験は危険物取扱者試験の中で最も受験者数が多く、毎年30万人を超える受験者がいる国家資格の中でも最も人気のある資格の一つです。この資格はどなたでも受験できますし、化学メーカーや研究所、消防士など幅広い仕事で資格を活かすことができます。国家資格のなかでは比較的取得しやすいので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。