●概要
建設業等における熱中症予防指導員・管理者研修講師養成講座とは建設業労働災害防止協会が行う講師養成講座です。厚生労働省の通達で示されている労働衛生教育に基づく熱中症予防対策の取り組みに沿った、熱中症予防指導員・管理者研修等の講師を養成する講座で、熱中症の発生を予防するために必要な熱中症発生時の症状及びその予防対策、緊急時の救急措置等を習得し、作業者が熱中症にかからないようにするための実践的な教育方法を習得していただく教育です。
受講料:35,000円(税込・教材費込)
定員:50名
講習時間:9:30~16:20(12:00~13:00昼休)
田町駅西口より徒歩1分 通勤時間帯の田町駅の乗降客の多さに驚きました。
●カリキュラム
第1章 熱中症の症状
第2章 熱中症の予防法
第3章 緊急時の救急措置
第4章 熱中症の事例
第5章 関係法令
第6章 熱中症予防用品の取り扱い方法-実演-
厚生労働省による熱中症による死傷災害の発生状況を見ると、全産業の中でも建設業が特出した数字を記録していることがわかります。また月別の発生状況では、気温が高くなる7〜8月に集中しているのは想像のとおりだと思います。建設業では屋外の作業であることや肉体を使用する作業がメインになるため、初夏の時期から熱中症予防のための労働衛生教育を行うことが求められています。
昔は夏の暑さや炎天下で具合が悪くなったり倒れたりする状態をひとくくりに日射病と言ってましたが、最近は重症度に応じて「熱失神」「熱けいれん」「熱疲労」「熱射病」に分類されています。
修了証はこんな感じ。他にも沢山の講座があるのが気になりますね・・・
●感想
熱中症は毎年5万人以上が救急搬送されており、誰でもかかる危険があります。最近では様々な熱中症対策グッズが出ているようで、授業でもその一部を紹介しておりました。中でも空調服というファン付きの作業服が大変効果的であり人気のようです。今年の夏も必ず暑くなります。皆さんの会社で熱中症を1人でも増やさない為に、この講師養成講座を受講されてみてはいかがでしょうか。