見えない相手を一人ずつファンに

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最初に勤めた会社では、カード利用者の方からの電話を、1時間に何十件と受けていた。
ほとんどがクレームだったりして、そのうちに、平気で、「申し訳ありませんでした」と
言えるようになった自分に気が付いたときに、会社を辞めようと思った。

退職を部長に告げた日に、本部への異動の打診があると言われ、当時は女性の人事異動は
考えられなかったことなので、相当迷いましたが、尊敬する先輩も一緒ということで異動を受けた。

本部なので、利用者からの電話はなくなったけれど、全国の支店から電話での問い合わせに
気が付いたら、昼食をとることもできず夕方になっていたということもしばしば。

同じ会社とはいえ、支店のかたたちとは逢ったこともない人とのコミュニケーションに
どうしたらいいのか戸惑うばかりだった。

そこで思ったことは、電話をしてくる人は、いつも不安を抱えているということ。
こちらからすると、何度も同じ回答をするので、また同じ質問とおもうかもしれないけれど、
電話をしてきた人は、「たった一回」の問い合わせ

毎回、真摯に向き合い、とにかく安心させることに徹することが大事なんだなあと思った。

そして、今の会社を立ち上げるときに掲げたポリシーは、

「見えない相手に見せる誠意」

・逢ってみたかった
・あなただから本音を話せた
・あなたからの依頼だから受けた

そんな言葉を少しずつ聴けるようになった。
時間はかかるけれど、一人ずつファンになっていただけるよう
これからも、精進していきたいと、あらためて思った日だった。