アメリカ大統領選挙は民主党のオバマ氏が共和党のマケイン上院議員を大差で破り、
勝利宣言を行った。

黒人で始めての大統領となるわけであり、47歳と言う若さで史上3番目の若い大統領
の誕生となる。

「変革」と「融和」を訴えて民主党としては8年振りの大統領となるわけであるが、戦争
に明け暮れたブッシュ大統領時代との決別を国民は望んだものと思う。

ブッシュが仕掛けたイラク戦争は6年目を迎え、既に4000人以上のアメリカ軍兵士が
戦死しており、既に大儀無き戦争となって戦費も莫大な金額となり、財政負担が増大する
ばかりであった。

オバマ氏は就任後、早期にイラクより撤退するものと思われるが、後はアフガンに対して
どの様な措置を講じるかである。

テロに対しては積極論者である事から、アフガンに対してはイラクとは異なる政策を実行
するものと考えられる。

また、サブプライム・ローンに端を発したアメリカ発の世界的な金融危機に対して、オバマ
氏はどの様な処方箋を発して、実体経済に及ぼした景気後退にどの様な歯止めを掛けるか、
期待したいところである。

人種差別の激しいアメリカにあって、オバマ氏は今後政局運営に苦労する事であろうと思う
と同時に身に危険の及ぶ事も考えられ、厳重な警戒が不可欠となってくる。

日本との関係であるが、民主党政権とは蜜月関係にあったこともあって、今後どの様な外交
姿勢をもって日本政府に対処するものか、注視したいものである。

ブッシュ時代はアメリカの言いなりであったが、主権国家として日本の立場を明確にしながら
日本外交を展開する必要がある。