本当に遅ればせながらなのですが、先日に人生初のホームレス支援に参加させて頂きました^^
こちら「ほしのいえ」さんでは当事者、つまり“ホームレス”の方々も一緒に炊き出しのお手伝いをしています。私が参加した日ももちろん数名の当事者の方々がいらっしゃいました。
Hitomiさんも仰っていましたが、この日も初めて参加した私が気を遣わなくてすむ様に、当事者のひとりである“マサ”さんがその場を和ませて下さって。凄く会話のツッコミが絶妙で(笑)兎に角明るく楽しい方で、私がバンに乗って山谷地域などの炊き出し場所を周る時にもご一緒させて頂きました。
この日は参加出来なかったのですが、シスターの方々が作ったまだほんのりと温かいおむすび🍙、そして本当に具沢山だったお味噌汁、お水やスポーツドリンク、紙コップ、割り箸、クールタオルの物資がこの日は支給対象でした。
私は以前に数カ所の東北支援をさせて頂いていた経験があり、この“炊き出し”自体も特に違和感なく参加する事が出来ましたが、この日は炊き出しを待っていて下さったホームレスの方のひとりの方からとても素敵な言葉を聞ける事に。
お話を聞くと、何とお仕事が決まったのだそう❗️こう言った支援のお陰だ、とても感謝している、またここに来る時には稼いだ金を持って来る、と、とても熱く感謝を述べて下さって。
勿論、私は初参加の身なので、今迄ずっとこの方々を支援し続けた「ほしのいえ」さんの活動があってからこその出来事に他ならないです。この様に直接に感謝の言葉を述べて下さるのは稀有な事だそうで、私も何だか凄く凄く嬉しい出来事でした。
ですが一方で、ほしのいえさんを訪れた際に引き延ばしたお写真が何枚か上段に飾られており、その事を聞いてみると亡くなった方々のお写真だそうで、今は暑いので9月に入ったら皆で納骨にゆくのだとそうシスターが教えて下さりました。
何て言うか、どのお写真も、ホームレス以前の私達と同じ生活をしていた頃の姿のお写真が当然の様に並んでいて、その事実に私はショックを受けました。
そうだ、誰もが最初からホームレスだった訳じゃない。私達と同じ生活者、若しくは自分よりも贅沢な暮らしをしていてもホームレスになる事があるのだと、恥ずかしながら初めて気が付いて。
他にも炊き出しをご一緒させて頂いた運営の方から、バンを降りた時にこの“山谷堀”を埋め立てる際、ホームレスが寝床を確保出来ない様に“柵”が取り付けられたのだと聞き、あの“排除アート”も、こうした一般人には分からない様に取り付けられた普通に見える“柵”を進化させて出来てしまったモノなのだと、改めて私は気付かされました。
帰りはHitomiさんの翌日の都合もあり早々と帰宅させて頂きましたが、帰り際にもご挨拶させて頂きましたが、本当に貴重な体験をさせて頂いてとても感謝していますし、この日を一生涯忘れる事はありません。本当に熱心に対応して頂いてどうもありがとう御座いました、またいつか逢えたら良いです^^
そしてHitomiさんも仰っていましたが、こう言った炊き出しに参加された方々が皆が想う事、私も例外ではありませんでした。ホームレスの方々の『ありがとう』の言葉達が、とてもとても身に染みた1日でした。
皆さんも、機会あれば是非人生で1度はこう言った経験をしてみて下さい、私が言っているこの意味が、きっと解って下さると思います。
そして、あんな“排除アート”何かを産み出さない、そしてその様な事を許さない真の『寛容な日本』に向けて、自分に何が出来るのか、これからも考えながら自分の人生を進めてゆけたらと改めて想っています。
では長文に関わらず、最後までお読み頂きどうもありがとう、ではまたね。


