今日は、地方公務員試験の一次面接の体験談を書いていきたいと思います。
地方公務員の面接は都道府県・市町村によって大きく異なると思いますので、参考程度にお読みいただければと思います。
数日前の官庁訪問で、最終日と県のこの面接の日が被り、県の面接を選んだ私。つまり、公務員としては県に受けらなかったらもうどこにも行けれない、内定をくれた民間企業に入るしかない、という背水の陣で臨みました。
結論から申し上げますと、私は今、その県の職員として働いております。
当日は、官庁訪問と同じく、「クールビズで」と案内に書かれていましたので、ジャケットは持っていきませんでした。
確か、受験番号〇〇番~△△番は13:00集合、のように、時間差で10人ずつくらいが集まる仕組みだったと思います。
一次面接については、エントリーシートのようなものの提出は無く、受験票(顔写真・名前・所属・試験区分・学歴のみ)を提出しただけでした。
面接や研修を行うための「分館」と呼ばれる建物が集合場所で、建物に入ると「面接の方は2階へ」と紙が貼ってありました。
上がると受付があり、番号と名前を告げると控室に案内され、指示された机に座りました。
机には受験番号のカードが入った首からぶら下げるやつ(名前なんて言うんでしょうw)とか受験上の注意とかが置かれていました。集合時間の15分前くらいに着きましたが、係の人が「時間まではお手洗いや自販機などご自由に」と言ってくれていたので、自販機にお水を買いに行きました。(本当はバス停からの道で買うつもりだったんですが、まさかの自販機が一つも無くて…。ちゃんと準備していくのが良いと思います。)
集合時間が過ぎたら、係の人が受験上の注意を説明し、「二つ前の席の方が帰ってきたら、廊下の椅子で待機してください。」と指示がありました。
順番を待つ間、私はひたすらに志望動機を頭の中で読み上げておりました。
そして順番が来て、廊下の椅子でしばらく待つと、「ではお入りください」と指示があり、いよいよ面接です。
配置はこんな感じ。
〇〇
〇● (〇=面接官、●=受験者)
なんか珍しい配置ですよね。
受験番号と名前を言って着席。
第一問。
「待ち時間はどのように過ごされましたか?」
こーゆー腹の内が読めない質問は居心地が悪いです。
「緊張しておりましたが、〇〇(窓から見えた我が県の観光名所)を久しぶりに眺めたり、志望動機を見直したりして過ごしました」とよく分からない回答。
第二問。
「では〇〇さん、私たちはこれ(受験票)しか〇〇さんの情報が無いので、1分ほどで自己紹介をしてください」
・・・じ、じk、じこ、自己紹介?
完全にノーマークでした。就活でよく聞かれるのは知っていましたが、ここまでの就活で一度も聞かれたことが無かったので、なぜか全く準備していませんでした。
マジか、マジか、何言おう何言おう
てかなんで準備してないの私。
専攻とサークルと趣味?
いや、脈絡なさすぎてどっかで変なこと言っちゃいそう…
どうする、どうする、
…あ!そういや一年の般教の初回で習ったぞ、
「過去・現在・未来を語れば立派な自己紹介になる」って。
よしそれで行こう!
と、ここまでを名前と所属を言う間の5秒で考え、
高校時代に~というきっかけで教育に興味を持ったこと(過去)
教育の中でも特に~という分野を深めるために大学で〇〇を専攻しつつ、△△の分野を重点的に履修していること。(現在)
今後は~というテーマで卒論を書くことと、県の職員として~に携わることを目標にしていること(未来)
を喋りました。
この自己紹介、割と汎用性があるかつ肩書の羅列にならないのでおすすめです。
ただ、この時の面接ではその後結局、サークルは何をしているか、アルバイトはしているか、などを聞かれたので、面接官としては、自己紹介で受験者が「サークルは~で、バイトは~で…」という自己紹介をし、そこから質問を掘り下げることを想定していたのかもしれません。
でもまあ、乗り切れたのでよしとしましょう。
般教のK先生、感謝ですw
自己紹介ショックのせいであんまり覚えていないんですが、残りはよくある質問だったと思います。
「ボランティア系のサークルをされているようですが、どんなことに苦労しましたか?」
「アルバイトは何かされていますか?」塾講師だと答えると、「どんな苦労や工夫をしましたか?」などなど。
あとなぜか高校時代まで遡って高校の部活の話も聞かれました。吹奏楽部だと答えると、
「吹奏楽部だと人数が多いからまとめるのも大変ですよね。部の中ではどんな立場でしたか」と聞かれました。
吹奏楽部=女のドロドロという無意識の偏見を感じてちょっと答えにくかったです。ドロドロとは距離を置いてのほほんとやってたのでw
関係ないですが、無意識の偏見を訳した「アンコンシャス・バイアス」って言葉、最近流行ってるらしいですね。
何でもかんでも横文字にしたら専門用語になる風潮、そろそろやめてほしい。
行政の中で興味のある分野も聞かれたので、「教育、特に教育格差」と答えると、その理由を聞かれました。
「英語教育をやりたくて教職課程を取ったのだが、その一環で準困難校を見学し、
自分は進学校だけを基準に英語教育を考えていたと気づいた。教育格差の解消が学力向上の近道だと考えるようになった云々」
と答えると、一人の面接官が「ほお~」と言ってくれました。
それがこの面接のハイライトかなw
終始穏やかな雰囲気でした。
入庁後に知ったのですが、この一次面接は別名「若手面接」と呼ばれているそう。
30歳前後の比較的若い職員が面接官を務めていて、受験者がどのくらい勉強しているかとか素質があるかを見るというよりは、
受験者の人となりでよほどの人を振るい落とすためのものなんだそうです。どうりで圧迫感が無いわけだ。
もちろん、自治体によって事情は違うと思いますが。
終始穏やかということは、手応えもよく分からないということ。
全然ダメでってわけでも、すごく良かったわけでもない。
二週間後くらいに県のホームページには、無事に私の受験番号がありました。
一次面接、突破です。二次面接はお盆明けとのこと。
ここからは余談です。
その日のうちに二次面接用の書類も届きました。
二次面接はES的なものを書いたうえで臨むスタイルでした。
文科省の官庁訪問はスペースが狭くて削って削って…という感でしたが、県はかなりびっしり書くタイプでした。
コピーは今でも取ってあるのでこの機に見返してみましたが、
実際に働いてみてから読み返すと、「ずいぶんでっかいこと言ってんなあ」「的外れな方向に媚び売ってんなあ」
「これを人事の〇〇さんに読まれたのかあ…」などと我ながら恥ずかしいですw
当時はすべてを出し切って書いて、割といいものができたと思ってたんですけどね…。
でもまあ、細かい事情なんて受験者は知らなくて当然だと思いますし、多分見られているのはそこじゃないんでしょうね。
「こんなこと書いたら的外れかな、無知だと思われるかな」と思い始めるとキリが無いので、
自分がその時にしっかり考え、正しいと思うことを表現するのみだと思います。
さて、次は、官庁訪問を途中で辞退した私にとってはすっかり受ける意味を失った、
国家一般職二次試験のお話を書こうと思います。
