ドアを開けるとお母さんの明るい声が聞こえた。
「あら?リタちゃん?おかえりーー!」
パタパタと廊下からスリッパで走る音が聞こえ、私を見ると抱きついてきた。
「毎回おおげさだよ。。。」
「何言ってるの!今日も無事に帰ってきたんだからなによりなにより!」
「まぁたしかに。。。」
うんうんと頷きながらそっとお母さんから離れ、部屋に行こうとすると肩をたたかれた。
「で?今日テスト返ってきたでしょ?」
ぎくっとして私が振り替えるとお母さんは黒い顔をしながら笑って私を見つめた。
やばい。。。やっぱり覚えてたか
「えっとなんか今日はまだ返されなかったー」
「先生も忙しいんだねー」とできるだけ自分で出せる自然な口調で呟きながらまた部屋へ行こうとすると目の前に立たれ、通せんぼされた。
「おかしいなー?スギのお母さんから電話あって、さっき世間話したついでにテスト返ってきた話をしたんだけどな~?」
あいつー!!!!
「あるんでしょ?見せなさい!」
「うわーーーーもうー!!!」
「ぎゃー!なにこの点数!?嘘でしょ!」
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このあとは想像に任せるけど、さらにテストが怖くなったのは言うまでもないよね。
本当にテスト返却日嫌い。