おはようございます!
未来志向型 経営戦略コンサルタント
渡邉ひとしです。
いま乗っているマイカーを
買い換えるのはいつですか?
東京都は2030年までに
都内で販売される新車すべてを
電動車に切り替える方針を示しました。
あと9年で2030年ですが
電動車を新車として買うイメージを
持つ人はまだ少ないように感じます。
さらにマイカーを持つ考えのない人が
若い人の間で増えています。
カーシェアや配車などのサービスを
利用する方が安くて済むし
面倒なことが無くて便利だといいます。
50代以上の年配者のように
メーカーや車種に対する
こだわりは全くありません。
「100年に一度の大転換期を
自動車業界は迎えている」
と<トヨタ自動車>の
豊田章男社長は唱えていますが
まさに自動車という乗り物を取り巻く
ライフスタイルそのものが
大きく変わりつつあります。
ところで
『100年に一度の大転換期』は
自動車業界だけでしょうか?
コロナ禍にある飲食業界や
ホテル旅館業界なども
従来と大きく発想を変えた
新たなビジネスモデルに
取り組み始めています。
21世紀になり
すでに20年が過ぎましたが
『100年に一度の大転換期』を
すべての業界が迎えていることを
忘れてはいけません。
中小企業も大企業も
日本の市場に於いては
同じ『外部環境』のもとで
懸命に営業活動をしています。
大企業の課題や
経営手法を観察することで
自社の経営に活かしてください。
今日の企業事例は第443話
<ソフトバンクグループ>です。
(*写真はイメージです)
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事業提携と吸収合併で事業を拡大
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1979月2月に
孫正義氏が米国でソフトウェア開発会社
<Unison World>を設立しました。
1980年に
日本へ帰国して福岡に企画会社
<ユニソン・ワールド>を設立しました。
1981年9月に
孫正義氏の<ユニソン・ワールド>と
明賀義輝氏の<経営総合研究所>の
共同出資により
<日本ソフトバンク>を創立しました。
1990年7月に
<ソフトバンク>に社名を変更しました。
1995年8月に
Windows 95の市場立ち上げのため
<マイクロソフト>と提携しました。
1996年1月に
米国<Yahoo! >との共同出資で
<ヤフー>を設立しました。
1996年6月に
<ニューズ・コーポレーション>と
デジタル衛星放送事業『JスカイB』
について提携しました。
1999年9月に
純粋持株会社への移行を完了しました。
2004年12月に
<福岡ダイエーホークス >を
200億円で買収しました。
2006年4月に
<ボーダフォン>日本法人を
1兆7500億円で買収しました。
2015年2月に
対話型パーソナルロボット
『Pepper』を販売しました。
2015年7月に
<ソフトバンクグループ>と
商号を変更しました。
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<ソフトバンクグループ>のビジネスモデル
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2019年11月に
中国の電子商取引<アリババ集団>が
香港取引所に株式を上場しました。
<アリババ集団>の発行済み株式数の
約26%を保有している
<ソフトバンクグループ>は
約14兆円相当を保有しています。
2019年12月に
<東京大学>と人工知能の研究所を
共同設立すると発表しました。
「学生たちに学ぶ機会を増やし
起業のチャンスを
どんどん与えていきたい」
と<ソフトバンクグループ>の
孫正義会長兼社長は述べています。
2019年12月に
社外取締役の<ファーストリテイリング>
柳井正会長兼社長の退任を発表しました。
柳井正会長兼社長は
2001年から18年間にわたり
社外取締役を務めたことになります。
2020年2月に
投資ファンド事業の『2号ファンド』の
規模を縮小する考えを表明しました。
米国<ウィーワーク>での投資損失など
『1号ファンド』のつまずきで
新規投資にブレーキがかかっています。
2020年3月に
自己株式取得と負債削減のため4.5兆円の
資産売却や資金化をすると発表しました。
自社株買いや負債圧縮に充てることで
財務を強化する考えです。
2020年4月に
グループ傘下の米国携帯通信会社
4位の<スプリント>と
3位<TモバイルUS>の
合併手続き完了を発表しました。
米国規制当局の承認や
州政府による差し止め訴訟に
時間がかかっていました。
2020年4月に
『2020年3月期』の連結最終損益が
9000億円の赤字と発表しました。
市場環境の悪化を受けて
投資先企業の価値を
引き下げたことが大きく響きました。
2020年6月に
<アリババ集団>の創業者である馬雲氏が
グループの取締役を退任しました。
馬雲氏は<ソフトバンクグループ>の
取締役を2007年から務めてきました。
2020年6月に
米国通信大手<Tモバイル>のUS株を
売却すると発表しました。
自社株買いと負債削減に向けて進める
資産売却計画の一つになります。
2020年8月に発表した
『2020年4~6月期』の連結決算は
純利益が前年同期比12%増でした。
資産の現金化に伴い売却益などを計上し
投資事業の運用成績も改善しました。
2020年8月に
通信大手<ソフトバンク>の株を
約9億株ほど売り出すと発表しました。
保有資産4.5兆円の現金化計画の
総仕上げというカタチになります。
2020年9月に
傘下の半導体設計<アーム>の売却で
米国<エヌビディア>と合意しました。
売却のうち215億ドル分について
<エヌビディア>の普通株式を対価として
<ソフトバンクグループ>と
<ソフトバンク・ビジョン・ファンド>
に支払います。
これにより<ソフトバンクグループ>は
<エヌビディア>の6.7~8.1%の株を
保有する大株主となります。
2020年12月に
PCR検査の対象を2021年3月から
個人に広げると表明しました。
企業や自治体など法人向けに
限定していましたが
新型コロナウィルスの感染者数が
増え続けているため対応する考えです。
2021年3月に
株式分割考慮後で2000年2月15日以来
約21年1カ月ぶりの高値をつけました。
米国のハイテク株と相関性が高い
<ソフトバンクグループ>の株の
買いが優勢になりました。
2021年3月に
動く物体の間で光を使った無線通信を
事業化すると発表しました。
自動運転やドローンの実用化が進むなか
高速通信規格『5G』を補助する仕組みや
水中での通信環境の確立を目指します。
<ニコン>との共同事業で
2025年度までの事業化に漕ぎ着けます。
2021年4月に
傘下の仮想移動体通信事業者である
<LINEモバイル>を完全子会社しました。
<Zホールディングス>と<LINE>の
経営統合を機に<LINE>の
ブランド力などを携帯事業に生かします。
2021年4月に
米国<サンバノバ・システムズ>に
出資すると表明しました。
<サンバノバ・システムズ>は
人工知能アプリに利用する
ハード・ソフトウエア開発の会社です。
2021年5月に発表した
『2021年3月期』の連結決算は
純利益が4兆9879億円でした。
国内企業の純利益では
過去最大を更新しました。
昨年度の『2020年3月期』は
9615億円の赤字でしたが
世界的な株高の恩恵を受け
世界の有望ベンチャー企業に投資する
運用成績が大幅に改善しました。
通信子会社<ソフトバンク>の
事業別利益は8479億円でしたが
世界の有望スタートアップに投資する
ビジョン・ファンド事業の利益は
4兆268億円で全体の70%を占めています。
孫正義会長兼社長は
1兆円単位の利益の増減は
「もはや<ソフトバンクグループ>
にとってニューノーマル」
と述べています。
さらに手元資金など資金力を
ファンドに集中すると表明しました。
「400社、500社と増やしていく」
と投資先について述べており
224社と昨年から倍増した投資先も
倍々で増やす考えです。
「2年前は手探りだったが
投資会社としての仕組みができた」
「5兆円の利益にも達成感はない」
と孫正義会長兼社長は述べていて
投資を拡大する意向を示しています。
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渡邉ひとし
株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役
未来志向型 経営戦略コンサルタント
(社)ビジネスモデルイノベーション協会
公認ジュニアコンサルタント
(社)空家再生機構 理事
岐阜県公認 コミュニティ診断士
岐阜市倫理法人会 事務長
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<令和2年度迄>
中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師
<令和元年度迄>
愛知産業大学 造形学部デザイン学科 非常勤講師
<著書>
『ビジネスモデル虎の巻!』
*Amazonでご購入いただけます。
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〔投稿内容〕
文中の企業情報数及びデータなどは
新聞や雑誌、ホームページなどの
公開情報に基づいた記述です。
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