おはようございます!

 

未来志向型 経営戦略コンサルタント

渡邉ひとしです。

 

中小企業も大企業も

日本の市場に於いては

 

同じ『外部環境』のもとで

懸命に営業活動をしています。

 

大企業の課題や

経営手法を観察することで

自社の経営に活かしてください。

 

今日の企業事例[第380話]のテーマは

『大学との連携で技術革新に取り組む』

 

 

(*写真はイメージです。)

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早い時期から海外進出をしています

 

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1924年10月に

創業者の山田晁氏が合資会社の

<大阪金属工業所>を設立しました。

 

1934年2月に

<大阪金属工業>株式会社として

改組し設立しました。

 

1936年に

<南海鉄道>向けに日本初の

鉄道車両用冷房ユニットを製造しました。

 

1951年に

日本初のエアコン開発に成功しました。

 

1963年に

<大阪金属工業>から

<ダイキン工業>に商号を変更しました。

 

2006年5月に

マレーシアの<OYLインダストリーズ>

を買収し売上高1兆円を突破しました。

 

2013年に

ものづくり日本大賞『内閣総理大臣賞』や

省エネ大賞『経済産業大臣賞』他を受賞。

 

2016年に

イタリアの<ザノッティ>と

北欧の<ディンエア>を買収しました。

 

<ザノッティ>はイタリアの

業務用冷凍・冷蔵庫メーカーであり

 

<ディンエア>はスウェーデンの

エアフィルターメーカーです。

 

 

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<ダイキン工業>のビジネスモデル

 

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2018年8月に

『2020年度』までにインドネシアの

販売店を20%増やすと表明しました。

 

中国の<珠海格力電器>などが

追い上げているため

保守サービスで差を付ける考えです。

 

<ダイキン工業>の

峯野義博常務執行役員は……

 

「販売店の開発を担う人材を

日本から送り込む」と述べています。

 

インドネシアでの2020年度の売上高を

『2018年度』見込み比40%増になる

500億円に増やす狙いです。

 

2018年9月に

フッ素化学品の国内生産能力を

現在の2倍に増やすと表明しました。

 

半導体は『 IoT 』向けが伸びていて

半導体製造装置の部材などに使う

フッ素ゴムの生産能力を増やします。

 

半導体業界は数年おきに

好不況を繰り返す

『シリコンサイクル』が続いたため

 

これまで設備改修で対応してきましたが

需要の急拡大を受けて

積極投資へと転換します。

 

2018年10月に

70歳まで再雇用する制度を

2019年度に導入すると表明しました。

 

定年も60歳から65歳に引き上げ

少子高齢化や人手不足を受けて

 

優秀な技術者や営業担当者を

確保する狙いです。

 

2018年10月に

『よく眠れる空気』を実現する新技術を

開発すると発表しました。

 

天井の照明にセンサーを取り付けて

生体情報を取得し明るさや

二酸化炭素(CO2)の濃度を調整したり

 

エアコンや空気清浄機と連動させたりして

睡眠に適した環境を自動でつくります。

 

2018年11月に

オーストリアの冷凍・冷蔵機メーカーを

買収すると発表しました。

 

業務用冷凍・冷蔵機メーカーの大手である

<AHTクーリングシステムズ>の

 

顧客であるスーパーマーケットなどを

販売先に取り込み

 

店舗全体の設計から

遠隔監視・制御など

 

複数の店舗管理に

最適なサービスの提供も含め

事業拡大につなげる狙いです。

 

<ダイキン工業>の十河政則社長は……

 

「冷蔵機は空調で培った

冷媒などの技術を生かせる成長市場だ」

と述べています。

 

2018年12月に

<東京大学>と産学連携協定を

締結したと表明しました。

 

10年間で100億円規模の

研究資金を提供して

 

人工知能やエアコンの新技術を

共同開発する考えです。

 

互いの人材や技術シーズを活用し

技術革新を生みだします。

 

2019年1月に

『企業価値向上表彰』の大賞に

<東京証券取引所>から選出されました。

 

選定委員会の座長を務めた

<一橋大学>特任教授の伊藤邦雄氏は

 

「企業価値の向上に向けて

長期にわたって資本コストを意識してきた」

と評価しています。

 

2019年4月に発表した

『2019年3月期』の連結営業利益は

前期比8%増で6年連続過去最高でした。

 

主力の空調事業が日米で

住宅用・業務用ともに好調だったほか

新興国で省エネ製品が増えました。

 

2019年6月に

スタートアップ企業の育成プログラムを

始めると発表しました。

 

<サムライインキュベート>と組んで

快適な空気環境や生産性の上がる空間を

実現する新サービスを生み出す狙いです。

 

2019年7月に

家庭用ルームエアコンの世界生産台数が

前年度比14%増の見通しと発表しました。

 

2019年度は835万台になる見通しで

『家庭用ルームエアコン』の生産台数が

2年連続で過去最高を更新します。

 

2019年11月に

シンガポールの中堅ビル管理会社を

買収したと発表しました。

 

東南アジアでは

省エネ設備の需要が高まっており

 

オフィスビル向けに

省エネ機器や管理システムを

総合的に提案する体制を整える考えです。

 

2019年12月に

スタートアップ企業への出資に関し

各事業部門が決められるようにしました。

 

金額に関係なく社長の決裁が必要でしたが

5億円未満なら各事業部門が

決められるようにしました。

 

意思決定のスピードを速め

スタートアップの技術力や

 

顧客基盤を生かした技術革新を

起こしやすくする狙いです。

 

2020年2月に

<東京大学>との協業予算を

2倍に引き上げると表明しました。

 

大学から化学や情報技術など

幅広い分野の知見を取り入れることで

技術革新につなげる狙いです。

 

<ダイキン工業>の井上礼之会長は……

 

「成功を収めるためにスピードを上げる」

「成果の芽をつぶしてはいけない」

と予算引き上げの狙いを述べています。

 

 

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株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役

未来志向型 経営戦略コンサルタント

愛知産業大学 非常勤講師

中部大学 非常勤講師

渡邉ひとし

 

 

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