おはようございます!
渡邉ひとしです。
中小企業も大企業も
日本の市場に於いては
同じ『外部環境』のもとで
懸命に営業活動をしています。
大企業の課題や
経営手法を観察することで
自社の経営に活かしてください。
今日の企業事例[第374話]は
『大手証券グループと資本業務提携』
(*写真はイメージです。)
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ルーツは<西武百貨店>グループ
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1946年に
<岡本商店>として創業しました。
1951年5月に
株式会社<緑屋>を設立しました。
1968年3月に
<西武百貨店>と資本提携しました。
1980年8月に
株式会社<西武クレジット>に
商号を変更しました。
1983年3月に
『西武カード』から『セゾンカード』へ
名称変更しました。
1989年10月に
株式会社<クレディセゾン>に
商号を変更しました。
2006年1月に
<ユーシーカード>を吸収合併しました。
2015年12月に
<みずほ銀行>から株の大半を買い取り
独立系カード会社の地位を確立しました。
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< クレディセゾン >のビジネスモデル
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2018年8月に
米国<ウォルマート>はスーパー大手の
<西友>を売却する方針を表明しました。
<西友>が<ウォルマート>と
2002年に資本業務提携した時は
過剰債務や消費低迷で苦しんでいました。
同じ<セゾングループ>を源流に持つ
仲間でもある<クレディセゾン>ですが
<クレディセゾン>の林野社長は……
「勝ち組になれなかった
西友の売却は必然だろう」
と述べています。
2018年8月に
ポイント運用サービスを始めた利用者が
全体で20万人を超えたと表明しました。
現金がなくてもポイントを使って
金融商品に投資できるサービスですが
2016年12月に国内初の
ポイント運用サービスを始め
この7月に約5万人増えて
全体で20万人を超えました。
7月の1ヶ月で
約5万人増えた理由は
同社のカード保有者でなくても
会員登録をすれば
ポイント運用を始められるように
サービスを刷新したためです。
さらに
2種類だけだった対象投信を
4種類までに拡大して
スポット購入だけでなく
積み立て投資もできるようにしました。
積み立てるポイント数と
投資対象を指定しておけば
毎月自動で投資が続けられます。
2018年10月に
<横浜銀行>と提携し
『リースバック』事業に参入しました。
子会社の不動産担保融資などを手掛ける
<セゾンファンデックス>と提携し
顧客の自宅などの不動産を買い取り
リース契約に切り替える
『リースバック』サービスを始めました。
老後資金の確保や相続財産の整理
事業資金の調達といった
顧客の需要の広がりに対応しつつ
顧客の税負担などの
費用軽減にも生かす狙いです。
2018年11月に
<三井物産>などとタイで
合弁会社を設立しました。
<三井物産>のほかタイの
<サイアム・セメント・グループ>との
合弁会社になる<サイアムセゾン>は
<サイアム>系の建築資材販売会社と
取引する建設業者が
後払いで資材を買えるようにします。
2018年11月に
クレジットカード大手9社が新たな
不正防止システムの稼働を表明しました。
2017年のクレジットカード不正利用の
被害額は236億円で
前年比約70%増加しています。
特に急増しているのが
クレジットカードの番号盗用被害で
2017年は前年比約2倍でした。
従来は利用者の個人情報や
加盟店情報に関わるため
インターネット上では漏洩の危険性もあり
共有できませんでした。
これがブロックチェーンを使えば
技術的に可能になるため
<クレディセゾン><三井住友カード>など
クレジットカード大手9社で
増加する不正利用への対策に
素早く動くことができるようにする狙いです。
2019年1月に
工事代金のキャッシュレスサービスを
<助太刀>と開始すると発表しました。
建設業向け求人アプリの<助太刀>と組み
職人が工事代金をキャッシュレスで
受け取れるサービスを始めます。
職人がアプリを通じて
受けた仕事の工事代金を
7%の手数料を差し引いて
『助太刀カード』にチャージでき
カードはVISAカードの加盟店で
買い物や飲食の支払いに使えます。
建設業界は下請けや
関連企業が多い多層構造で
職人に工事代金が支払われるまで
時間がかかることが多いため
職人が働いて得た工事代金を
<助太刀>が買い取ることで
職人が仕事が終わった時点で
報酬を受け取れるようにしました。
2019年2月に
山下昌宏専務取締役が3月1日付で
社長に昇格する人事を発表しました。
2019年4月に
<群馬銀行>と業務提携し
給与受け取りサービスの拡大を狙います。
導入企業の従業員がスマートフォンや
パソコンから利用申請すると
前払い分の給与を立て替えて
利用手数料を引いた額を
従業員の本人口座に振り込みます。
2019年9月に
<大和証券グループ本社>と
資本業務提携すると発表しました。
<大和証券G>は高齢者など富裕層に
<クレディセゾン>はカード事業で
若年層に多くの会員を抱えています。
相互に顧客基盤を補完しあえると
考えています。
2019年10月に
インドでインターネット経由での
融資事業を始めました。
現地の<zest>と提携し
銀行から十分に融資を受けられなかった
中小企業や個人の資金需要に応えます。
2019年12月に
セゾンのポイントを使って株式投資が
できるようにすると表明しました。
2020年春に始める
スマホ向け証券サービス『コネクト』で
実施する考えです。
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株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役
未来志向型経営コンサルタント
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
渡邉ひとし
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〔投稿内容〕
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新聞やホームページなどの
公開情報に基づいた記述です。
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