おはようございます!
渡邉ひとしです。
先週29日金曜日は風邪を引いたため
ブログをお休みさせていただきました。
今日の企業事例[第369話]は
『本業の即席麺の売れ行きは好調』
(*写真はイメージ写真。日清食品HPより)
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新商品を次々と発売しています
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1948年9月に
創業者の安藤百福氏が
大阪府にて<中交総社>を創業しました。
1958年8月に
インスタントラーメンの
『チキンラーメン』を発売しました。
1963年7月に
袋入り焼そばの『日清焼そば』を
発売しました。
1971年9月に
カップ麺の『カップヌードル』を
発売しました。
1976年5月に
カップ焼そばの『U.F.O.』を発売しました。
1976年8月に
カップうどんの
『どん兵衛きつね』を発売しました。
1995年2月に
カップスパゲティの
『Spa王』を発売しました。
2008年10月に
<日清食品>が持株会社制移行に伴い
<日清食品ホールディングス>へ
社名変更しました。
2011年9月に
横浜市みなとみらい地区に
『安藤百福発明記念館』を開館しました。
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< 日清食品HD >のビジネスモデル
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2018年8月に発表した
『2018年4~6月期』の連結決算は
純利益が前期比30%増でした。
国内で主力の即席麺の
『チキンラーメン』シリーズが伸びて
中国やタイでも
単価の高い即席麺が好調でした。
食品事業では米国で競争が激しく
単価が下落し物流費や人件費高騰も
重荷になりました。
2018年8月に
ミャンマーの大手食品メーカーと提携し
即席麺の現地生産の開始を発表しました。
ミャンマー人の味覚に合わせた
4製品を開発して
ヤンゴン市内の工場で製造します。
2018年8月に
40年後を見据えた即席麺の姿を定義した
『大阪宣言』をまとめました。
世界各国・地域の即席麺メーカーで構成する
<世界ラーメン協会>の会長である
<日清食品HD>社長の安藤宏基会長は
「40年後に人々に幸福をもたらす
食事であるために
健康と地球環境に配慮した商品であることは
メーカーの義務だ」と述べています。
今後の商品の潮流については
多様な消費者のニーズを
人工知能やロボティクスなどを使って
多品種少量生産する
『テーラーメード型』の時代の
到来を想定しています。
2018年11月に発表した
『2018年4~9月期』の連結決算は
純利益が前期比4%増でした。
国内は60周年を記念した新商品効果で
『カップヌードル』ブランドが好調でした。
中国では販売地域を広げたことで
価格帯の高い即席麺が伸びました。
2019年1月に
美容関連事業に参入しました。
乳酸菌とコラーゲンを配合した美容ドリンク
『ヒアルモイスト発酵液』を
インターネット通販で取り扱います。
さらに乳酸菌そのものを
化粧品やサプリメントの材料として
企業向けに販売していく考えです。
健康・美容への意識が高い
40歳以上の女性を取り込み
新たな顧客層として掘り起こし
国内市場のけん引役としたい狙いです。
2019年2月に発表した
『2018年4~12月期』の連結決算は
純利益が前期比15%減でした。
国内外で主力のカップめんが伸びましたが
米国の物流費高騰や国内の主力工場新設など
減価償却費の増加が利益を押し下げました。
米国では
トラック運転手の人手不足などを背景に
物流費が高騰しており
エビや肉など具材や包材価格も
上昇しています。
2019年3月に
東京大学の竹内昌治教授らと共同で
人工肉を作ることに成功しました。
動物の肉を利用する畜産は
飼育時に大量の温暖化ガスを排出するため
環境への負荷が大きく広い土地が必要なため
人工的に肉を再現する
人工肉を開発する研究が進んでいます。
アミノ酸などを含んだ培養液に
ビタミンCを加え一定の刺激を与えながら
ウシの筋肉細胞を培養したところ
細胞の成熟が進み細胞同士が融合して
繊維状になりました。
筋肉細胞を1週間ほど培養することで
サイコロステーキ程度まで
大きくすることができました。
2019年5月に発表した
『2019年3月期』の連結決算は
純利益が前期比34%減でした。
米国では原材料や物流などのコスト高によって
工場設備の収益性が低下し
子会社の<ブラジル日清>でも
当初の収益が見込めなくなり
95億円の減損損失を計上しました。
2019年6月に
カップ麺の容器を植物由来プラスチックに
切り替えると表明しました。
国内で販売する主力の『カップヌードル』で
2020年初めから導入して
数年内に非石油資源の素材の使用量を
97%までに高める考えです。
世界的なプラスチック製品への
環境規制に対応します。
2019年8月に発表した
『2019年4~6月期』の連結決算は
純利益が前期比30%減でした。
前年同期に計上した不動産売却益が
大きく影響していますが
創業者の安藤百福氏らをテーマにした
連続テレビ小説『まんぷく』を放映して
国内販売の追い風となり
本業の『カップヌードル』などの販売は
国内外で好調を維持しています。
2019年10月に
日経フォーラム『世界経営者会議』で
<日清食品HD>の安藤宏基社長が講演し
「気候変動や食糧資源の問題に対応した
新たなカップヌードルを追求する」
と述べています。
2019年11月に発表した
『2019年4~9月期』の連結決算は
純利益が前期比11%減でした。
米国で『高単価商品』
ブラジルで『カップヌードル』の
売れ行きが良いなど
本業の即席麺の売れ行きは好調でしたが
前年同期の不動産売却益が
今回の純利益減に大きく影響しています。
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株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役
未来志向型経営コンサルタント
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
渡邉ひとし
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〔投稿内容〕
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新聞やホームページなどの
公開情報に基づいた記述です。
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