今回は、103系1500番台の紹介をしたいと思います。
103系1500番台の概要
(103系1500番台)
1982年に福岡市営地下鉄空港線と筑肥線との直通運転が開始されることから6両編成9本が導入されました。全3447両が製造された103系の中ではかなり少数派ですね。
内装・車内設備
(103系1500番台 車内)
4扉オールロングシートの車内となっており、1号車車端部にはトイレが設置されています。
保安装置
ATS-SK ATC-9(福岡市営地下鉄空港線)
国鉄時代
(国鉄色 写真は2023年に復刻されたもの)
前述の通り1982年に福岡市営地下鉄空港線・筑肥線・唐津線で6両編成9本が投入され、運用を行っていました。
国鉄分割民営化後
(新塗装)
分割民営化後も54両全車がJR九州に承継され、国鉄時代から引き続き筑肥線や福岡市営地下鉄空港線等で運用されていましたが、1987年から1989年にかけて一部編成が先頭車化改造(モハ103→クモハ103)され、3両編成が登場しました。
その後1995年から現行塗装に塗装変更が行われましたが、2015年に筑肥線に305系電車が投入され、6両編成5本、3両編成3本が置き換えられ現在に至ります。
現況
3両編成5本が筑肥線・唐津線の筑前前原~西唐津間のワンマン列車として運用されています。
定期運用線区
筑肥線 筑前前原~唐津
唐津線 唐津~西唐津
定期検査担当箇所
交番検査等日々行う検査は唐津車両センターで、全般検査等大規模な検査は小倉車両センターで行われています。また、車輪転削は南福岡車両区竹下車両派出で行われます。
過去の定期運用線区
福岡市営地下鉄空港線 福岡空港~姪浜
臨時列車等で走行歴がある線区
川崎重工出場時の試運転・甲種輸送や小倉車両センターへの入出場回送等で走行実績があります。
北方貨物線 宮原(操)~塚本(信)
東海道線 塚本(信)~神戸
山陽本線 神戸~門司(鷹取以西は甲種輸送)
鹿児島本線 門司~鳥栖(配給列車)
長崎本線 鳥栖~久保田(配給列車)
唐津線 久保田~唐津(配給列車)
今後の展望
既に全車が製造から40年以上が経過しており、置き換えの話が出てきてもいい頃かと思います。元気に走っているうちに記録したり乗車したりしておきたいですね。
以上、103系1500番台の紹介でした。