ラーメン屋にせよ飲み屋にせよ、あまり新規開拓をしないワタクシですが、それでもたまには気になるお店に入ってみようと思い立つこともあるのです。

先日のこと。
家族で出掛けた時、腹を空かせたらしいチビ人間が『穴子と玉子を食べたい!』とやけに明確な主張をしましたので、手近な回転寿司へ入ることに。
伊勢佐木モールの三崎港、だったかな。
普通の寿司屋ですと、直ぐに飽きて店を出たがるチビ助も、回転寿司だとあのシステムが面白いのか、意外に行儀良くしてくれます。
適当にクルクルを摘み、では帰ろうかとコインパーキングに向かう途中、正に気になるお店を発見!
魚の卸の会社が経営していると思しき、刺身居酒屋です。
その日は流石に入りませんでしたが、後日先輩を誘って行ってみました。

日本海の幸が色々と楽しめる『魚旬』です。

開店と同時に入店。
入り口に魚屋さんとしての小売りスペースがあるのが面白いですね。
取り敢えず刺身盛り合わせを注文してみました。

これはまぁ、フツー。。。

個人的にはもう少し冷えた状態で提供して頂けると、嬉しいかも。
刺身=冷えている、という先入観自体が如何にも凡人の駄舌丸出しな感じですけれど(^^;)

続いては先輩ご所望の甘鯛です。

旬は外していますが、これはこれで悪くなかったです。
サクサクした鱗の食感がいいですね。
日本酒と頂きました。

様子見ということで、この日はこれにて終了。
続いては先輩のオススメで、港南台駅近くの小体な寿司屋へ。
実のところ寿司屋というより、寿司居酒屋的な感じかな。
カウンター数席のみ、野毛都橋の『ウミネコ』に場末感を加えた様な雰囲気のお店です。
此方でも矢張り刺身盛り合わせを頂きました。

ワタクシは寿司屋で飲むのが好きで、たまにする独り飲みの時などは、殆ど目に付いた適当な寿司屋に入ってしまうのですが、一口に寿司屋と云っても色々で、それこそ瓶ビール一本で出てきてしまうこともございます。
昨今よく云われることですが、冷凍冷蔵設備と輸送手段の発達の恩恵で回転寿司のクオリティが格段に上がっているので、所謂“そこそこ”のお寿司屋さんくらいですと、価格を含めた満足度においては、残念ながら見劣りしてしまうことが少なくありません。
そうなると、それこそ普段使いという観点からは、クオリティ=資本という悲しい図式が透けて見えてしまうのですが。。。

結局のところ、これは寿司屋に限った話ではありませんが、個人飲食店では価格以外の部分でどうやって差別化を図るか、こういった努力が欠かせないのだと思います。

この日は魚系二軒をハシゴし、色々と考えさせられてしまいました。

ご馳走様でした。