こんにちわんつー
昨日、東京都美術館のマティス展行ってきました
マティスはこれまでもいろいろな展覧会で観る機会がありましたが、初めてみる作品もたくさんありとても新鮮でした
色彩のマジック
赤、黄色などの鮮やかな色と黒の輪郭、たくさんの要素が詰め込められた作品は見ていてワクワクして楽しいです
一方、「夢」みたいに色や要素を抑えてるのもステキです
左が「夢」です
きっといい夢見てるだろうなー、いや、眠ってはいないけれど、幸せ感じてる瞬間なんだろうなーなどと思います
隣にある習作を見ながら、最終的にこうなった経緯はなんなのかなーなど想像しながら見るのも楽しいです
晩年、大病を患い、絵筆を鋏に持ち変えて切り紙絵で表現を続けました
色彩を探求してきたマティスだから、単色でシンプルな形、その組み合わせによってできる技
その優しくてポップな表現は無限の広がりを感じます
最後のコーナーはロザリオ礼拝堂の建築です
マティスの名言である「私が夢見る芸術は、文筆家にとってもビジネスマンにとっても、精神安定剤のような肉体を癒す良い肘掛け椅子のような存在です」で締めくくられています
見終わって感じたのは、
満足感をも超えて、スーッと清らかで軽い気持ち
これ、本当に究極の癒しです
初期の「読書する女」を見ていたらハマスホイに気持ちが飛んで行ったので、テート美術館展も見に行かなきゃと思いました
同じ都美でやってる「うえののそこから「はじまり、はじまり」 荒木珠奈 展」も見ました
ポスターの骸骨モチーフから一見ダークに思えましたが、見て行くうちに、どの展示も「生」を感じるものでした
ユーモアたっぷりの日常が見えてきて心地よくなり、ずっとここに居たいなと思えるようになりました
参加型の作品もあります
これは、来館者が好きな電気の傘を点灯させることができます
私が面白かったのは、たくさんの小箱が壁に貼ってあり、それは家に見立てあり、扉が開いてて灯りがついているのは在宅の印です
中にはその家の住人や住人をイメージする絵が描いてあります
開いてない部屋は来館者が開けることができます
私が鍵を開けたのは太った人(もしくは妊婦)がギターを弾いている絵みたいに見えました
解説の人に聞いてみたら、『太ったとか妊婦とか関してはお客さんご自身の感性ですね』と言われました
作品を見て想像が膨らむのは参加型展示のいいところです
無音の展示なのに、がやがやした生活音が聞こえてきそうで楽しかったです
何が出るかわからないので、おみくじやガチャガチャ気分になるのも面白かったです
こんなに大きな作品もあります
荒木珠奈さんの作品の中には、昨年のワークショップでこども達と作ったものもあります。
コミュニケーションする作家でもあるそうです
マティス展は今月20日まで、荒木珠奈さんのは10月9日までやっています
マティス展のグッズ、種類豊富で楽しいです
大人向けのシックなTシャツ買いました
告解室の扉の柄の手拭いも買いました
ちょっと買い過ぎました