2025年のクリスマスの少し前、東京の空がいちばんきれいに澄む頃に、
昔からの友達と、ちょっと背伸びをして、丸の内の「ザ・ペニンシュラ東京」のロビーへ行ってきました。
ここは、天井が高くて、光がふわっと落ちてきて、入った瞬間に、肩の力がすっと抜けるような場所なんです。
生演奏が静かに流れていて、もうそれだけで、心があたたかくなりました。
アフタヌーンティーのスタンドが運ばれてくると、友達が「わあ、ツリーみたい」と目を丸くしてね、
私も思わず、うんうん、と頷いてしまいました。
赤や緑や、白い雪みたいな色合いが、きちんと並んでいて、見ているだけで楽しくて、
でも甘すぎない上品さがあって、年齢を重ねた私たちにも、ちょうどいい華やかさでした。
ペニンシュラのロビーのアフタヌーンティーって、季節ごとに表情が変わるのが魅力で、
冬は特に、心まで飾りつけてくれる感じがしますね。
紅茶は、香りを確かめながら、ゆっくり選びました。
カップを両手で包むと、指先がじんわり温まって、外の冷えがすうっと遠のきます。
友達と「今年もよく頑張ったねえ」なんて話しているうちに、気づけば窓の外が少しずつ夕色になっていて、
日が短い季節ならではの、特別な時間でした。
帰り道、丸の内のイルミネーションが風に揺れていて、ああ、冬って寒いけれど、
こういうあたたかさがあるから好きだなあ、としみじみ。
美容も暮らしも、こうやって「うれしい光」を心にためておくと、顔つきまでやわらかくなるんですよね。
特別な時間を過ごしたことで、また来年も友達とアフタヌーンティーに来ることを楽しみに、
2026年も頑張れる気がしました。