中時新聞網の昨日の記事からです。

馬批兩岸關係惡化讓年輕人不敢生 總統府回嗆了

崔慈悌 的故事 •1 天

林聿禪(資料照片)© 由 中時新聞網 提供

 

  對於前總統馬英九批評蔡英文總統任內兩岸關係惡化,年輕人不敢生小孩。總統府今天反駁,「少子女化」是國際都面臨的挑戰,並非只有台灣,請馬英九不用什麼都扯兩岸關係跟九二共識,「難道有九二共識的國家就沒有少子女化的困難嗎?」

 

  馬英九・元総統は、蔡英文総統の任期中に両岸関係が悪化し、若者が子どもを持つことを恐れていると批判した。 総統府は今日、「少子化は台湾だけでなく世界が直面している課題である。馬英九氏は両岸関係や1992年コンセンサスについて語るべきではない。1992年コンセンサスを持っている国には、少子化の問題がないのか」と反論した。

 

  總統府發言人林聿禪表示,對於「少子女化」,政府提出許多因應對策,包含自2021年開始推動「擴大不孕症治療(試管嬰兒)補助方案」,截至10日受補助夫妻已成功產下1萬3000多名嬰兒。

 

  総統府の林聿禪報道官は、「少子化」問題について、政府は2021年から始まった「不妊治療(体外受精)助成制度の拡大」の推進など多くの対策を提案していると述べた。10日現在、助成金を受給し無事13,000人以上の赤ちゃんが誕生している。

 

  她說,政府從各面向提出相關政策為年輕父母減壓,像是擴大育兒津貼、托育補助、擴大公共教保服務量、租金補貼及租稅優惠等。而明年「少子女化對策」的預算,也將創下新台幣1201億元的新高。政府將持續努力落實「0到6歲國家一起養」政策,讓年輕人敢婚、願生、樂養。

 

  同氏は、政府は若い親へのプレッシャーを軽減するために、託児所補助金や保育補助金の拡充、医療サービスの拡充、家賃補助や税制の優遇措置など、さまざまな側面から関連政策を提案していると述べた。 来年度の「少子化化対策」予算も1201億台湾ドルと過去最高を更新する予定だ。 政府としては、若者が思い切って結婚し、出産し、幸せに子育てできるよう、「0歳から6歳までは国が一緒に育てる」政策の実現に引き続き取り組んでいくという。

 

相關影片: 馬英九稱「兩岸惡化促少子化」 府斥:是國際挑戰

 

 

 

 

赤ちゃん関係の楽天一位たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  今日の単語「扯」chě

 

  「扯」chě

 

  『中日辞典』第三版に詳細な説明がありました。

  扯(撦)chě

 

1 引っ張る巻きぞえにする

 拉~/(自分の方に)引っ張る.

 没等他说完,~着他就走/言い終わるのも待たずに,彼を引っ張って行った.

 这是两个问题,不能往一块儿~/これは別問題だから,いっしょにしてはいけない.

 他把我也~上了/彼は私まで巻きぞえにした.

 ~着嗓子sǎngzi喊/声を張り上げて叫ぶ.

 ☞[動作動詞]

2 裂く引き破る.ちぎる.

 ~下假面具jiǎmiànjù/仮面をはぐ;仮面をかなぐり捨てる.

 ~下一张日历/日めくりを1枚ちぎる.

 ~五尺chǐ布/綿布を5尺買う.

 ~一身衣料/生地を1着分買う.

3 (とりとめなく)しゃべる

 闲xián~/雑談する.

 胡~/でたらめを言う.

 东拉西~/あれやこれやとりとめのないことを言う.

 ~家常/世間話をする.

 [下接]唠lào扯攀pān扯牵qiān扯瞎xiā扯

 [動作動詞]扯chě|撕sī

chě…引っ張る・引き破る

▶基本義は「引っ張る」であり,ものが破れることは,引っ張った結果でしかない.

 扯领子/襟を引っ張る.

sī…破る▶「破る」ことが目的で引っ張る意はない.

 把纸撕成碎片/紙をちぎる.

▶紙や布を破くときは,“扯”“撕”ともに用いることができるが,“扯”は引っ張ることが基本的な意味なので,“撕”よりも強い力が 働いているというニュアンスを伴う.

撕sī

  

 

  ここでは1番の意味でしょうか。

  2つのことをいっしょくたにする、という意味のようです。

 

  本来の意味は「ひっぱる」ですが、

  この文脈においては、

  ふたつの別のことをわざわざ関連付けて論じているという意味になりそうです。

 

  この馬英九の発言は

  多くの波紋を呼んでいるようですね…。

 

 

  92年コンセンサスについては

  wikiに詳しい説明がありました。

  ここでは、かいつまんで引用します。

 

  1980年代後半に中台間の民間交流が一部解禁されたのに伴い、1991年に中台双方が民間の形式で窓口機関を設立(中国側:海峡両岸関係協会、台湾側:海峡交流基金会)、当局間の実務交渉が始まった。当初、中国側は「一つの中国」原則を協議事項に入れるよう強く要求したが、台湾側は「中国とは中華民国である」とする立場を譲らず拒否した。しかし、1992年の香港協議を通じて「一つの中国」原則を堅持しつつ、その解釈権を中台双方が留保する(いわゆる一中各表)という内容で口頭の合意が成立したという。これが九二共識といわれるものである。

  しかし、1992年当時は合意が公表されたことはなく、1993年の双方窓口機関トップ会談でも合意が文書化されることはなかった。九二共識の存在は、2000年中華民国総統選挙で台湾独立を掲げる民主進歩党の陳水扁が当選した直後、対中政策・交渉を所管する大陸委員会主任の蘇起が初めて明らかにしたものである。蘇起は、1990年代の中台交渉の前提として九二共識があったとの見解を発表した。しかし、当時の陳水扁総統、李登輝前総統、黄昆輝行政大陸委員会元主任、辜振甫海峡交流基金会理事長らは、こぞってそのような合意は存在しないと反論し、台湾で一大論争となった。  

 

 

  この馬英九の発言を受けて、

  台湾の討論番組では一斉に、

  この発言には客観的なデータが存在しないことを挙げて

  反論が行われています。

   

  馬英九の時代には新生児の数が15000人増えたと

  馬前総統は主張しているようですが、

  実際にはそのさらに前の陳総統の時代には

  もっと増えていたらしいです。

  

  フランスでは出生率が増えているらしいですね…。

  いったいどうしてなんでしょう。

 

 

 

 

 

 

  フランスでは結婚しないで生む人が多いみたいなので

  一概にアジアに当てはめるわけにはいかないでしょうが…。

 

 

  日本の場合は

  結婚した人たちの出生率は昔とほぼ変わらないらしいので

  とにかく結婚することが大切です。

 

  それに対して台湾の場合は

  結婚する人自体が減っているので

  日本とまた状況は違います。

 

  台湾の女性は学歴が高い人が多いから、と

  言う人はとても多いですが、

  問題がそれだけではないことは

  台湾の聰明な女性が一番よくわかっていることでしょう。

 

  日本の場合は

  出会いの場を確保しさえすれば

  出生率が上がる可能性があるのですから

  日本政府に突きつけられている課題のほうが

  解決しやすいかもしれないと思います。