「陽春砲」というのは、ソロホームランのことのようです。

 

  「中央通訊社」の昨日のニュースからです。

   

  4月2日、大谷と藤浪が対決することになりそうだ、とあります。

 

  

 

  11年前に二人は甲子園で対決したことがあり、そのときは大谷が藤浪からソロホームランを打ったものの、試合は藤浪属する大坂桐蔭が勝利しています。

 

  「陽春」といえば、「陽春麺」です。上に何も乗っかっていない麺のことです。

  そういうわけで、ソロホームランのことを「陽春砲」というようです。

  記事は次のように続いています。

 

  

 

  藤浪が大リーグに移籍していたとは知りませんでした。

 

  少なくとも、甲子園においては藤浪のほうが注目を浴びていたのかもしれませんが、どちらにしろ、明日はすごい二人の対決ですね。

 

  「陽春」を調べてみると、教育部の辞典には次のように出ていました。

 

 

  ここでは二番目の意味になると思いますが、二つの語彙しか例として載せられていないですね。

  

  設備が満載ではない車のことを「陽春車」というようです。

 

 

  『國語辭典』には「小陽春」という語彙についての説明がありました。↓

 

 

 

  陰暦10月ごろの春のようなぽかぽか陽気のことを「小陽春」というようです。

   

  これって、「小春日和」のことですよね?日本では11月くらいのことを言うかも?『紅楼夢』の例文を読むと、「今は11月だが…」という記載があるんですね。知りませんでした。

 

  日本語を教えるときに、「小春日和」のことを熱を入れて教える必要はないのかもしれません。「小春日和」はどうやら中国から伝わってきたことばのようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  wikipediaを調べると、次のように表示されていましたが、新聞の見出しの場合には、「砲」が使われている場合は多いように思います。

滿壘全壘打(滿貫全壘打) 満塁ホームラン

陽春全壘打 ソロホームラン

再見全壘打 さよならホームラン

 
  しばらくは台湾でも日本の野球関係のニュースが多く報道されるかもしれません。
 
  日本では高市早苗とコニタンこと小西洋之議員の戦いがニュースになっていますが、そのニュースは台湾では今のところ報道されていないようです。どんなふうに表現されるか興味があるのですが…。