整体師として日々多くの方の体に触れていると、体の疲れ以上に「心の疲れ」を抱えている人が本当に多いと感じます。
仕事、家事、人間関係。
気づけば呼吸が浅くなり、肩に力が入り、頭の中がずっと忙しい。
そんな状態で一日を終える人がとても多いんです。
だからこそ、僕はまず呼吸に立ち返ることをおすすめしています。
呼吸は、今この瞬間から誰でもできる最高のセルフケア。
特別な道具も、場所もいりません。
ただ吸って、吐くだけ。
それだけで副交感神経が働き、体と心は「休む方向」に切り替わっていきます。
実は僕自身も、以前は施術の合間に無意識で息を詰めていました。
次の予約、時間配分、頭の中は常に先のことばかり。
気づけば肩は上がり、奥歯を噛みしめ、体はカチカチ。
そんなときに出会い、今も頼りにしているのが4-8呼吸法です。
やり方はとてもシンプル。
① 楽に座り、軽く目を閉じる
② 鼻から4秒かけて吸う
③ 口から8秒かけてゆっくり吐く
④ これを3〜5分繰り返す
ポイントは「吐く時間を長くすること」。
吐くほどに体は安心し、頭の中のノイズが自然と静まっていきます。
ここにおすすめなのが、ホットタオルを使った温めケア。
首の後ろや肩に当てたまま呼吸すると、筋肉がゆるみ、呼吸がさらに深まりやすくなります。
温かさ→呼吸→全身の脱力、という良い流れが生まれます。
余裕があれば、胸ひらき・首ゆるめ・猫のポーズを1〜2分ずつ足すのも効果的。
疲れが溜まりやすい時期ほど、短くても「ちゃんと休む時間」をつくることが大切です。
ストレスを感じたら、まず長く吐く。
ホットタオルと呼吸、それだけで5分でも自分を取り戻せます。