同じポンド表記でもラインの強度は違う?(バリバス チェルム シーガーR-18 エクスレッド) | 優雅なドラグ音を求めて(エリアトラウト成長ブログ)

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管理釣り場(エリアトラウト)での釣りをメインテーマとしたブログです。釣行日記に加え、ロッド・リール・ライン・ルアー等、良く利用する道具についても触れています。

今回は、

エリアトラウトで利用することの多いエステルとフロロカーボンのライン強度を比較してみました。

 

製品パッケージのポンド表記は同じなのに、

  • 号数
  • 線径
  • 丈夫さの感じ・感覚

が違うことありませんか?

 


似たような強度表記なのに何が違うのか、
このモヤモヤをなんとかしないと・・・
心の底から釣りを楽しむことは出来ません。。

ということで、
入手したドラグチェッカーでライン強度を調査してみます。


■調べ方

  • ラインを30cmくらいにカット
  • ラインの端を両手人差し指に巻きつける
  • ドラグチェッカーにラインをセット
  • 左右からゆっくりとラインを引っ張る
  • ラインが切れる負荷を記録
  • 上記を3回繰り返す

ラインと調査に使ったドラグチェッカー



■計測に利用したドラグチェッカー

とても小さいのにしっかり働いてくれました。

 

 

 

前回の「同じ重さのスプーンでも重さが違う?

とは異なり、今回の計測器は奮発したので、精度確認はしていません。

 

 

■調査したライン

  • エステル
    • 4種類(YGK、VARIVAS)
  • フロロ
    • 6種類(クレハ、東レ、、VARIVAS、ヤマトヨテグス)

雑な並べ方ですみません

 


■ライン毎の結果

検証した結果は次のとおり

 

写真では製品の区別・計測の過程がわからないので、文字のみでまとめています。

 

 

結果の見方

  • 製品名
    • 表記ポンド、号数、太さ
    • 強度の平均値 (1回目、2回目、3回目の計測結果)
    • 強度の平均値のポンド換算値

 

エステル

  1. YGK CHERUM AMBERCORD SG D-PET
    • 1lb、0.2号、0.077mm
    • 0.30 (0.30、0.30、0.30) 
    • ≒0.66lb
  2. YGK CHERUM AMBERCORD SG S-PET
    • 1.2lb、0.2号、0.079mm
    • 0.34 (0.31、0.35、0.36)
    • ≒0.75lb
  3. VARIVAS スーパートラウトエリア マスターリミテッド スーパーエステル
    • 1.4lb、0.3号、0.090mm
    • 0.53 (0.52、0.55、0.52) 
    • ≒1.16lb
  4. VARIVAS スーパートラウトエリア マスターリミテッド スーパーエステル
    • 2.1lb、0.4号、0.104mm
    • 0.80 (0.85、0.75、0.81)
    • 1.76lb

フロロカーボン

  1. クレハ(KUREHA) ライン シーガー R-18フロロリミテッド
    • 1lb、0.3号、0.090mm
    • 0.58 (0.60、0.55、0.58)
    • 1.28lb
  2. クレハ(KUREHA) ライン シーガー R-18フロロリミテッド
    1. 1.5lb、0.4号、0.104mm
    2. 0.84 (0.86、0.81、0.84) 
    3. ≒1.85lb
  3. クレハ(KUREHA) ライン シーガー R-18フロロリミテッド
    1. 2lb、0.5号、0.117mm
    2. 1.10  (1.16、1.10、1.04) 
    3. ≒2.42lb
  4. 東レ エクスレッド
    1. 2lb、?号、0.122mm
    2. 1.29  (1.22、1.40、1.26)
    3. ≒2.84lb
  5. VARIVAS Master Limited
    1. 1lb、0.3号、0.090mm
    2. 0.65  (0.62、0.64、0.68) 
    3. ≒1.43lb
  6. ヤマトヨテグス フロロライトゲーム AJING
    1. 1lb、0.3号、0.092mm
    2. 0.44  (0.46、0.46、0.41)
    3. ≒0.97lb

※本ブログでは1lb≒453gとして計算



■考察(?)

今回の結果から、

太さが同じならエステルもフロロも

ラインの強度はほぼ同じ

ということが判りました。
※若干フロロのほうが強い程度
 

自分の中では、

僅かなアタリを感知して掛けにいくとき

フロロのほうが丈夫だとおもっていました・・・
でも実際は、ほぼ同じ強度のラインを使っていたのは、ちょっとショックです。


また、フロロに対して、何故エステルの表記は、実際より高めの数値にしているのだろうか・・



■まとめ

長々と書いてきましたが、
ラインを選定する上で注意する点として、

エステルを使う場合、瞬間的な負荷上昇には弱いものの

  • 合わせ方
  • ドラグ設定

を気をつければフロロと遜色の無い強度のはず。

 

つまり、

ラインは、

ポンドの表記ではなく太さ・釣り方で選ぶべし!

当然、

  • 感度
  • 使いやすさ
  • トラブル頻度
  • 寿命
  • ロッドとの相性
  • 好み 等

も重要ですね。

 

 

また、スプーンの重さ同様に

気を付ける点としては、釣れている人達の

 

「いま何ポンドのラインつかってる?」

「〇〇ポンドだよ~」

 

のような会話を盗み聞きしても、

 

鵜呑みにしてはいけない
 

といったところでしょうか。

 

※本ブログの内容も鵜呑みにしていけません!(笑)

 

■最後に

そして、自分が選ぶなら、

  • エステルならVARIIVAS
  • フロロをメインラインとして使うならR-18
  • フロロをリーダーとして使うなら東レ( 150m巻きで安い!)

といったところでしょうか。


※あくまで私個人の見解です


↓↓ おススメするライン ↓↓

 

エステル

 

 

 

フロロ