◆りっちゃん④のつづきです。
病院を出てすぐ、私は実家の母に電話をしました。
今日が総合病院受診日だと知っているので、心配しているに違いない。
母はやはり待っていたようで、すぐに電話に出ました。
そして、私は先ほどエコーでみてもらった事を全て
話しました。
母は、亡くなる病気では無いんだね。と安心した様でした。
次に、お父さんにかわるね。と
私の父に電話をかわりました。
父とは、赤ちゃんに病気があるかもと分かってから
全く連絡を取っていなくて
母経由で全て聞いているようでした。
私が、もしもし?と言ったら
父は、…もしもし?良かったな。
と泣いてました。
きっと、心配しすぎて
私に何て言葉をかければ良いのか、電話も出来ずに居たんだな。
そして、夫の実家にも電話して
紹介状をもらってから、今日までの事を全て話しました。
義母は
初めから相談してほしかった。一緒に悩みたかった。
と私達をとても心配してくれました。
大切な人をイタズラに心配させるのは止めよう。
と夫と決めた約束が揺らいだ瞬間でした。
私は、里帰り出産を希望していたので
赤ちゃんの病気が分かってから、里帰り先の病院探しをしました。
①実家から近い総合病院
②実家から2時間先の総合病院
③実家から3時間先の大学病院
3件電話して、③の大学病院での受け入れが決まりました。
実家から車で3時間かかるけどNICUがあって
設備が整った病院なので、安心です。
そして、仕事も最後まで頑張って産休に入り
私は里帰りしました。
つづく。